MUSEが米国市場を狙う新たなロボット開発
小売業向けロボットを手がける株式会社MUSEが、東京都の「SusHi Tech Global 成長加速プログラム」に採択されたことを発表しました。このプログラムは、最大2億円の資金援助と専門家の支援を受けて、同社の米国市場進出を加速させることを目的にしています。
小売業の課題とMUSEの解決策
小売産業は、特に日本や先進国では人手不足と高い運営コストに悩まされており、これが企業の競争力を脅かしています。MUSEはこれまで、日本国内での実証実験を通じて、「機能するロボティクス」について貴重な知見を蓄積してきました。それに基づき、2025年には米国の「Groceryshop 2025」で優勝し、技術力が国際的に評価されました。
このたびの採択は、MUSEにとって米国市場での成長をさらに促進するための重要なステップです。小売業向けロボットの設計において、MUSEが提唱する新概念「Vertical Robotics」により、従来のアプローチの課題を克服します。
Vertical Roboticsの新しいアプローチ
従来の小売環境におけるロボットは、特定の業務に特化しており、店舗全体の運営に適合することが難しいものでした。MUSEは、ハードウェアとAIソフトウェアを一体化して設計し、多用途で長時間稼働できるロボットを実現しています。この「Vertical Robotics」によって、ロボットは品出しから在庫管理までをカバーし、全体のオペレーション効率を向上させます。
また、ロボットは店舗内を走行しながらリアルタイムで収集したデータを分析し、デジタル化を加速させる新しい店舗インフラの構築を目指します。
米国市場への踏み出し
今後の展望として、MUSEは米国市場に向けた製品を最適化し、現地生産体制の確立を急ぐ予定です。これにより、供給リードタイムが短縮され、コストの最適化が図れます。また、2026年4月に開催予定の「SusHi Tech Tokyo 2026」には、自社開発の新型ロボット『Armo』を出展し、世界のスタートアップ関係者にその魅力を伝える計画です。
このように、MUSEは東京の支援を受けて、グローバルな市場でのプレゼンスを高めていく方針です。
「SusHi Tech Global 成長加速プログラム」とは
東京都が提供するこのプログラムは、スタートアップ企業の成長を後押しするための選抜型の支援制度です。最大2億円の資金サポートに加え、海外展開の為の戦略構築など、企業のグローバルな飛躍を助けるための伴走支援が提供されます。詳細は公式サイトで確認できます。
株式会社MUSEについて
MUSEは、「ロボットで世界の人々に、インスピレーションを」というミッションのもと、既存のロボティクスのあり方を見直しています。省人化だけではなく、ロボットの新しい価値を創造し続けることを目指し、様々な付加価値を持つ製品を開発しています。公式サイトでは、製品紹介動画や会社情報も公開されています。
公式サイトはこちら
製品紹介動画はこちら