新入社員のエンゲージメントを高める「沿革ゲームを作ろうプロジェクト研修」
近年、日本国内では新入社員の早期離職が深刻な問題となっています。厚生労働省の統計によると、3年以内に離職する新入社員は約30%に達していると言われています。この原因の一部として、自社に対する理解不足や企業のビジョン、ミッションへの共感が挙げられています。この課題に対処するため、株式会社サーカスが新たに開発した研修が「沿革ゲームを作ろうプロジェクト」です。
研修の目的と内容
この研修は、新入社員が自社の歴史をボードゲーム形式にすることで、企業理念や文化を学び、エンゲージメントを高めることを目指しています。本研修の流れは以下のとおりです。
1.
講義 - まずはビジネスマナーやプロジェクト管理の基礎知識を学びます。
2.
計画 - 新入社員がグループを作り、ゲーム制作のためのプロジェクト計画を立てます。役割分担やスケジュール設定を行い、実務的なスキルを実践的に身につけます。
3.
ヒアリング - 経営者や上司から会社の成長に関するヒアリングを行い、実際のビジネス環境に触れながら学びを深めます。
4.
制作 - 集めた情報をもとにゲームをデザインし、すごろく形式で制作します。オンラインまたはボードゲームでの実施が可能です。
5.
プレイ - 完成したゲームを実際にプレイし、学んだ内容を振り返ります。成果物を経営層や他の社員にプレゼンテーションすることも重要な一環です。
研修の効果
この研修が持つ最大の効果は、新入社員が企業のビジョン、ミッション、バリューを深く理解し、自社に対する愛着を自然と築くことにあります。ゲーム制作を通じて、参加者は自発的に学び、協力して一つの成果物を生み出すことでチーム内の信頼関係を強めます。また、経営者との直接的な対話を通じて、自分が企業の一員としてどのように貢献できるかを考えるきっかけを得ることができます。
経営者のコメント
株式会社サーカスの代表取締役社長、宇都宮基行氏は次のように述べています。「企業の歴史を知ることは、ビジョンやミッションの理解を深める上で重要です。この新しい研修では、企業の歴史を通じてコミュニケーションを促進し、従業員同士の相互理解を図ります。これによって、より多くの社員がイキイキと働ける環境を作ることができ、離職率の低下にもつながります。」
株式会社サーカスは、ゲームとインストラクショナルデザインを活用し、さまざまな研修プログラムの開発・提供に取り組んでいます。研修講師はすべてMBAを保持し、幅広い知識と経験を持っています。今後も従業員がイキイキと働ける環境を提供し続けることを目指しています。
会社概要
この新感覚の研修を通じて、新入社員のエンゲージメントがどのように向上するのか、今後の取り組みが注目されます。