肥後銀行、CO₂排出量算定システム「炭削くん」を発表
株式会社肥後銀行が2024年1月から提供予定のCO₂排出量算定システム「Zero-Carbon-System(通称:炭削くん)」は、先日、国際規格ISO14064-3に基づく第三者保証を取得しました。これにより、同システムの信頼性と有効性が確認され、より安心して利用ができるようになりました。
システムの概要と目的
「炭削くん」は、気候変動や地球温暖化対策が求められる中、企業や地域におけるCO₂排出量の把握と可視化を目的としたシステムです。このシステムは、企業の全ての活動における温室効果ガス(GHG)排出量を算定し、それに基づいた削減目標の設定や進捗管理を行うことができます。サプライチェーンを通じた排出量の算定も可能で、Scope 1、2、3の全てをカバーしています。
信頼性の向上
この度の第三者保証により、以下の基準に基づいて「炭削くん」の算定結果の妥当性が確認されました:
- - GHG Protocol Corporate Accounting and Reporting Standard
- - GHG Protocol Scope 2 Guidance
- - GHG Protocol Corporate Value Chain (Scope 3) Accounting and Reporting Standard
- - サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量算定に関する基本ガイドライン
これにより、企業はより正確にカーボンニュートラル達成に向けた取り組みを進められるようになります。妥当性確認の有効期間は2025年4月から2026年3月までの1年間です。
手頃な料金体系
「炭削くん」は、利用開始から1年間は無料で提供され、2年目以降は月額2,200円(税込)で利用可能です。この料金には最大5ユーザーまでが含まれ、それ以降は追加ユーザーごとに1,100円が加算されます。これにより、企業はコストを抑えながらも、カーボン排出量の管理を行うことができます。また、料金はクレジットカード決済のみが可能となっています。
地域への貢献と未来展望
肥後銀行は地域金融機関としての役割を果たしながら、多くのお客様にこのシステムを利用していただき、地域社会全体での脱炭素社会の実現に貢献していく考えです。気候変動に対する意識が高まる中、このようなツールが地域とともに成長していくことで、持続可能な未来の構築が一歩近づくでしょう。
お問い合わせ
「炭削くん」についての詳細や資料請求は、肥後銀行の経営企画部サステナビリティ推進室までご連絡ください。
担当:西村、月野木
電話番号:096-326-8603