IPモーション、北海道美幌町にGlobalstar衛星通信地球局を開設！

株式会社IPモーションは、米国の衛星通信サービスプロバイダーであるGlobalstar, Inc.と連携し、北海道網走郡美幌町に衛星通信地球局を建設、稼働を開始したと発表しました。

この地球局は、Globalstarの衛星通信サービスを利用する携帯電話やIoT端末が、同社の衛星との通信を行うための重要な設備となります。Globalstarは、世界約30ヶ所に同様の地球局を展開しており、携帯電話の圏外エリアやWi-Fi電波が届かない場所でも、衛星通信を介して緊急SOSメッセージを送受信できる機能を提供しています。これにより、人命救助や災害時の情報伝達など、重要な役割を担う通信インフラとして活用されています。

今回の美幌町への地球局開設は、Globalstarの日本における衛星通信サービスの強化を目的としています。IPモーションは、Globalstarとのパートナーシップを通じて、日本国内における衛星通信サービスの普及に貢献していく方針です。

Globalstarの副社長であるBarbee Ponder氏は、この地球局開設について、「Globalstarの日本における地球局が、IPモーションを始めとする関係省庁、美幌町役場、地元企業の皆様の長年にわたる努力により、本日オープンできたことを関係者の皆様と共に誇りに思います。」と述べ、今後の展開に期待を寄せました。

IPモーションの代表取締役社長である安藤浩氏は、「IPモーションは、Globalstarと提携し、2018年より衛星携帯電話を始めとした衛星通信サービスの日本国内での提供を開始しました。この度、Globalstarの衛星通信事業が新たなステージに移るタイミングに合わせ、これまで培ってきたノウハウを活かし、地球局の最適な場所の選定、アンテナ設備の構築、データセンター機能を併せ持つ局舎の建設、サーバーシステム構築、ネットワーク設計および開発を行いました。IPモーションは、Globalstarの重要なパートナーとして、日本国およびその周辺地域で利用される衛星通信サービスの要となるゲートウェイ地球局の安定的な維持・運用を行ってまいります。」と語りました。

IPモーションは、1997年の設立以来、法人のお客様向けにICTサービスを提供しており、2014年からはIMAGICA GROUPのグループ企業となりました。今後も、海外企業とのパートナーシップを積極的に展開し、ICT製品・ソリューション・サービスの開発を進めていく予定です。