Linux Professional Instituteが日本での認定プログラムを拡充し、教育機関を支援

Linux Professional Instituteの新たな取り組み

Linux Professional Institute（LPI）は、最近日本での認定トレーニングパートナープログラムを立ち上げることを発表しました。この計画は、先に発表された5年間で3億2,500万円規模の「日本開発計画」の一部であり、LPIの東京事務所での活動を強化するためのものです。LPIは世界中で信頼されるオープンソース技術の認定機関として、これまでも多くの国で成功を収めてきました。

パートナープログラムの概要

新たに創設されるプログラムは、主に二つのカテゴリに分かれています。ひとつは「LPI認定トレーニングパートナープログラム（LPI-ATP）」で、民間のトレーニング会社を対象とします。もうひとつは「LPI認定アカデミックパートナープログラム（LPI-AAC）」で、非営利団体や公立学校、大学といった教育機関が対象となります。

東京事務所のコミュニケーションディレクターである伊藤健二氏は、「トレーニングパートナーは日本でのLPI認定の普及を促進する重要な役割を担っています」と述べており、すでに多くの教育機関やトレーニング会社からの協力の意向が寄せられていると語っています。

セミナーと認定プログラムの参加

LPIは11月から、パートナープログラムに関するセミナーを随時開催する予定です。特に、改訂版のLPIC-1資格試験や新設される「Linux Essentials」認定試験を中心に、参加を希望する教育機関と連携を図る方針です。

さらには、認定パートナーにはLPIが定めた基準を満たすことが求められており、共同マーケティングや試験バウチャーの割引など、多くのメリットが用意されています。このパートナープログラムへの参加は初期費用および年会費が無料で、シルバー、ゴールド、プラチナの3つのレベルが設けられています。それぞれのレベルに応じて試験費用の割引率が異なるため、より多くのトレーニングを提供することが求められます。

LPIの信頼性と展望

2019年には設立20周年を迎えるLPIは、世界180カ国以上で活動しており、すでに500,000人を超える受験者数を記録しています。日本においても、320,000件以上の試験が行われており、その信頼性は非常に高いものです。LPIは、これからも日本におけるオープンソースの専門家としての育成に力を入れていきます。

LPIのパートナープログラムや活動に関する詳細情報は、公式ウェブサイトやお問い合わせ先を通じて得られます。