宇宙プロジェクト始動
2026-01-05 11:42:49

宇宙戦略基金による18億円の研究開発プロジェクトの採択

MJOLNIR SPACEWORKSが宇宙戦略基金に採択される



2023年、株式会社MJOLNIR SPACEWORKS(MSW)は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が公募した宇宙戦略基金の技術開発テーマに採択されました。このプロジェクトでは、「高頻度打上げに資するロケット部品・コンポーネント等の開発」が焦点となっており、総額約18億円という大規模な研究開発が今後4年間にわたって行われます。

プロジェクトの背景



商業宇宙産業が急成長を遂げる中、衛星コンステレーションの構築や宇宙探査の進展は、国内外での衛星打上げ需要の高まりを引き起こしています。しかし、日本国内のロケット打上げ機会は年々減少しており、実際には年間打上げ数は10機未満と少なく、国内の衛星事業者は必然的に海外での打上げを検討せざるを得ない状況にあります。これにより、技術開発の遅延や経済的損失が発生しています。したがって、高頻度打上げを可能にする宇宙輸送システムの構築は喫緊の課題となっています。

研究開発の内容



本プロジェクトでは、ロケットの重要部品である気蓄器やタンクの開発に特化し、世界最高水準の超軽量気蓄器の量産化を目指します。具体的には、システム設計技術の構築や製造プロセスの開発に取り組むことで、宇宙用気蓄器の大量供給を実現し、高頻度打上げに貢献していきます。気蓄器の軽量化は、ロケットの打上げ能力向上に直結するため、国際競争力を持つ宇宙輸送システムの実現に寄与します。

今後の展望



MJOLNIR SPACEWORKSは、「誰もが宇宙に行ける時代」の実現を目指しており、この研究開発を通じて世界中のロケットに自社の気蓄器を提供していく構想を抱いています。今後も、宇宙産業の発展に向けた努力を続け、革新的な技術開発に邁進していく所存です。

企業情報


株式会社MJOLNIR SPACEWORKSは、2020年に設立されたスタートアップ企業です。本社は北海道札幌市に位置し、「ロケットを自動車のように大量生産する」ことをビジョンに掲げています。ハイブリッドロケットエンジンや無溶接タンクの開発を進めながら、安全で低コストな設計を可能にしています。今年の2024年には、40 kN級エンジンの地上燃焼試験も成功した実績があり、NEDOからの支援を受けつつ累計で約8.5億円の資金調達を達成しています。

https://mjolnir-sw.com/ 公式サイトもぜひご覧ください。

まとめ


宇宙戦略基金による採択は、MJOLNIR SPACEWORKSにとって大きな前進です。今後の研究開発が成功し、高頻度打上げ需要に応える新たな技術が世に出ることを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社MJOLNIR SPACEWORKS
住所
北海道札幌市北区北十条西3-1-1Noblesse SAPPORO 201号室
電話番号

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