山陰中央新報、リモート制作で子ども向け紙面を革新へ
山陰中央新報社が新たに導入したリモート制作システムが注目されています。このシステムは、新しい形での新聞制作を促進するもので、特に子ども向けの紙面『週刊さんいん学聞』に焦点を当てています。以前から地域社会に向けて、様々な新聞を発行していた山陰中央新報ですが、今回のリモート制作によって、更なる進化を遂げることとなります。
この新システムは、一般社団法人共同通信社の新聞共有システムを利用したもので、東京都江東区に本社を置く東日印刷株式会社のスタッフが担当しています。何を目的としているのかと言うと、地域の宝である子どもたちに向けた内容を、よりわかりやすく、かつ魅力的に提供することです。
『週刊さんいん学聞』は毎週日曜日に発行され、ニュースの要点や背景を図やイラストを交えて解説しています。この取り組みは、学生たちが新聞に親しむきっかけを作るだけでなく、質の高い情報を提供することにも重きを置いています。編集部署とリモートで直に連携しながら、ニュース面やフィーチャー面を制作することができ、生徒たちにとっては新たな学びの場が誕生するわけです。
リモート制作の開始は、2023年11月23日から実施されます。県内の新聞社としては、先駆けての試みとなり、多くの期待を集めています。TONICHIの取り組みの一環として、「メディアの未来を開く扉」というスローガンのもと、地域に根ざした新しい情報発信の形を模索しているのです。
さらに、TONICHIは毎日新聞グループの中核をになっている企業の一つであり、夕刊紙や自治体の広報紙、大学報など多様な媒体を手掛けてきた実績があります。この経験を生かし、今後も地域紙や県紙への制作支援を強化し、新聞文化の維持・発展に寄与することを目的としています。
この新しい取り組みを通じて、子どもたちが新聞と触れ合う機会を増やし、新聞に対する関心や理解を深めることで、地域社会の発展にもつながるでしょう。特に、子どもたちが情報を得る手段として新聞を取り入れることで、将来的にはより良い社会を実現する力が養われると信じています。
今後の動向にも注目です。
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