ハラリ最新作『NEXUS』
2025-01-22 10:43:06

ユヴァル・ノア・ハラリ最新作『NEXUS』情報の人類史が描く未来と過去のつながり

ユヴァル・ノア・ハラリの新たな挑戦、最新作『NEXUS 情報の人類史』



世界的に著名な歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリ氏が、6年ぶりに新著『NEXUS 情報の人類史(上・人間のネットワーク/下・AI革命)』を2025年3月5日に発売します。この作品は、石器時代から現代のAI時代にかけての「情報」に焦点を当て、人類史を新たな視点で捉え直す挑戦となっています。

知の巨人の新たな書き下ろし



ハラリ氏は、これまでの著作『サピエンス全史』『ホモ・デウス』『21 Lessons』に続く重要な作品を発表します。本書では、21世紀における民主主義の危機の理由や、AI革命の影響についても具体的に言及。急速に変化する現代社会において、人類がどのように対応すべきかを深く考察しています。

ガーディアン、フィナンシャル・タイムズなど、数多くのメディアで取り上げられている彼の洞察は、多くの人々に影響を与え続けています。また、本書の発売に向けて、ハラリ氏自らが作品紹介する動画も公開されており、その中では「ホモ・サピエンス」という名が示す人間が抱える自己矛盾についての考察が見られます。

書籍のカバーデザインとハトの象徴



『NEXUS』のカバーには「ハト」がデザインされており、この意図についてハラリ氏は次のように述べています。「ハトは平和の象徴であり、情報の洪水の中で私たちが何を待ち望んでいるのかを象徴しています。」彼は、戦時に使われた伝書鳩や聖書のノアの箱舟の物語とも絡めて、現代の問題を詩的に表現します。

このハトが持つメッセージは、情報の氾濫の中で「水が引いた、もう安全だ」という希望を人々に届けるもの。情報社会の中で誤った情報が広がる中、私たちはどのように安心を取り戻すことができるのでしょうか。

NHK特番での登場



年末年始にはNHKでも特別番組が放送されます。『情報は人類を滅ぼすか〜ユヴァル・ノア・ハラリ 現代を読みとく』では、ハラリ氏が独占インタビューに応じ、彼の新作で提起されるテーマについて語ります。情報の真実と嘘が交錯する時代において、ハラリ氏の視点から何が明らかになるのか、多くの視聴者が注目しています。

読者へのメッセージ



『NEXUS 情報の人類史』は単なる歴史書ではなく、未来のあり方を問う重要な作品です。情報の進化、技術との共存、そして民主主義の行く末。ハラリ氏はこれらを通じて読者に深い思索を促します。

情報の洪水が溢れかえっている今、私たちは何を選択し、どのように未来を築いていくべきなのか。本書を通して、その答えを見出す手助けとなるかもしれません。興味がある方は、ぜひ発売を楽しみにしていてください。


画像1

画像2

画像3

画像4

会社情報

会社名
河出書房新社
住所
東京都新宿区東五軒町2-13
電話番号
03-3404-1201

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。