あおぞら銀行とイオンファンタジーの協力
株式会社イオンファンタジー(千葉県千葉市)とあおぞら銀行(東京都千代田区)は、2025年8月29日を実行日とするポジティブ・インパクト・ファイナンス契約を締結しました。このファイナンスは、国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)が策定したPIF原則に基づき、企業の活動が環境や社会、経済に与える影響を包括的に評価し、継続的な支援を目指しています。
ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)の意味
PIFは企業活動が引き起こす影響を見つめ直し、ポジティブなインパクトの拡大やネガティブな影響の緩和を図るための財務的支援手段です。この取り組みにより企業は、持続可能な社会づくりに貢献することを目指しており、環境負荷の軽減や社会貢献などを実現するための資金を得ることができます。
あおぞらESGフレームワークローンとは
あおぞら銀行の「あおぞらESGフレームワークローン」は、借入先企業のサステナブルな取り組みを後押しする制度であり、2022年6月に国際的な原則に合致している旨のセカンドオピニオンを取得しています。2023年6月には、ポジティブ・インパクト・ファイナンスとしての評価体制がPIF原則に適合していると認められることとなりました。
具体的な契約内容
このポジティブ・インパクト・ファイナンス契約では、イオンファンタジーが借入金額10億円、借入期間5年で事業資金として活用することが決定されています。具体的には、事業活動にかかわる社会的責任やSDGs達成に向けた貢献などに焦点を当てたKPIを設定し、その達成に向けてあおぞら銀行が分析や評価を行う予定です。
企業の社会的存在意義
イオンファンタジーは「こどもたちの夢中を育み、”えがお”あふれる世界をつくる。」を企業の目的として掲げ、2022年4月には「サステナビリティ方針」を制定しています。この方針に基づき、持続可能な社会への貢献と企業価値の向上を目指し、本ローンを通じてさらなる社会的責任を果たすことを目指します。
最後に
ポジティブ・インパクト・ファイナンスは、企業の持続的成長を支援する重要な手段として注目されています。イオンファンタジーとあおぞら銀行の新たな取り組みが、将来的にさらに多くの企業に広がることが期待されます。今後の進展が非常に楽しみです。