ナガセミライ農園事業開始
2024-09-18 14:24:07

ナガセミライ、農業ハウス「神岡ファーマーズ」を開設し地域活性化を目指す

ナガセミライ株式会社が開始した農園事業



兵庫県たつの市に位置するナガセミライ株式会社は、2024年8月28日に竣工した農業ハウス「神岡ファーマーズ」を立ち上げ、農園事業を開始しました。この取り組みは、一般企業としては兵庫県たつの市で初めての農業参入となり、地域に新たな活力をもたらすことを目指しています。

事業の背景



ナガセミライは、ナガセケムテックスの100%出資による特例子会社として2023年4月に設立されました。彼らのメッセージは「つながりを温もりで包む」というもので、特に障がい者や高齢者向けに安定した雇用機会を提供することを目的としています。設立初年度は、既存の事業所内での庶務業務や美化業務などを行ってきましたが、2032年度には地域課題への対応や住み続けられる街づくりに貢献する企業を目指して農業事業を始める運びとなりました。

農業ハウス「神岡ファーマーズ」の概要



新設された農業ハウスは、約3,000㎡の敷地に2,000㎡の栽培棟、育苗棟、出荷棟から構成されており、総延長は94メートルです。この施設は最先端の3D解析に基づく構造計算や、耐風速45m/s、耐積雪15cmを実現する高抗張力鋼管を採用したりと、耐候性にも優れています。また、遠隔制御可能な細霧冷房や暖房装置も設置され、最適な栽培環境が整えられています。

特に注目すべきは、この農業ハウスに常駐するナガセミライの社員4名が行う高糖度ミニトマトの通年栽培です。すでにナガセケムテックスの敷地内で行われた検証栽培を経て、2024年12月初旬に初収穫を予定し、2025年4月初旬には全区での収穫が見込まれています。

今後の展開



栽培された高糖度ミニトマトは、ナガセケムテックスの播磨事業所内の食堂で提供されるほか、社内での販売も計画されています。2025年春には市場への流通を目標とし、農園事業を通じた地域貢献の実現を目指しています。

ナガセミライ代表のメッセージ



ナガセミライの代表取締役社長である大西敏聖氏は、農業従事者としての「ファーマーズ」が地域とのつながりを深める役割を担うとともに、有機肥料を取り入れた栽培法によって高品質なミニトマトを生み出すことが可能であると語っています。このような取り組みが、ナガセグループの多彩なイノベーションと結びつき、地域社会での働きがいを生む基盤を作り出すと期待しています。

ナガセミライの農園事業は、地域の障がい者や高齢者の雇用促進に寄与するだけでなく、地域農業における新たなモデルを提案することで、地域の活性化に向けた重要な一歩となることでしょう。

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本件に関するお問い合わせは、ナガセケムテックス経営企画本部サステナビリティ推進室まで。電話番号: 0791-63-4902。


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会社情報

会社名
ナガセケムテックス株式会社
住所
大阪市西区新町1-1-17
電話番号
06-6535-2582

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