国際物流業界の新たな選択肢「LogiMeets」が本格展開を開始

国際物流の新しい風、「LogiMeets」始動

国際物流業界が新たなステージへと進化しています。株式会社テクイット（本社：大阪府大阪市）が展開するマッチングサービス「LogiMeets」が、2025年4月16日付で法人登記を完了し、ついに本格的な事業運営を開始しました。2025年3月には正式リリースを果たし、すでに16社の荷主と18社の物流企業、合わせて34社が登録し、サービスが利用されています。この新しいプラットフォームは、荷主と物流事業者の適切なマッチングを支援し、物流業界で求められる「適切な事業者選定」のニーズに応えるものとなっています。

情報格差を埋める強力な仕組み

「LogiMeets」は、輸出入を行う荷主と、海上や航空輸送、通関、保管、梱包などの業務を行う物流事業者をオンラインでつなぐ、SaaS型マッチングプラットフォームです。近年の物流業界においては、情報の偏在や、適切な事業者を選定することの難しさが課題となっています。このプラットフォームは、貨物の種類（一般貨物、冷凍品、危険品など）や取引国、物流企業の対応範囲に応じたマッチングが可能で、まさに業界の情報格差を埋める強力な仲介役となります。

簡単操作で業務の効率化

「LogiMeets」の主な特徴の一つは、選択式のフォームによる簡単な操作性です。専門的な知識がなくても、選択肢に基づいて入力するだけで見積もり依頼が完了するため、担当者の業務負担を大きく軽減します。これによって依頼の属人化を防ぎ、手間が省かれると同時に、業務が効率化されます。

柔軟な依頼方式

荷主は、社名を非公開にした匿名依頼が可能であり、過去に利用した物流企業を指定して見積もりを依頼することもできます。様々な目的や案件に対して適した依頼方法を選べるため、安心して利用することができる仕組みが整っています。

スムーズなコミュニケーション

また、荷主と物流企業の間の連絡手段も多様で、チャットや電話、メールなど希望に応じた方法でやり取りが可能です。この一貫した対応は、依頼から打ち合わせまでのスムーズな流れを実現します。

評価制度で信頼性を確保

利用後には、両者が評価を行う相互評価制度を導入しており、透明性と信頼性を確保しています。さらに、荷主側は登録からマッチング、さらにはやり取りまで完全に無料で利用できるという点も、多くの利用者にとって魅力的なポイントです。

背景と今後の展望

代表の上本盛至氏は、約9年間フォワーダーとして国際物流の現場に携わっており、その後システム開発企業での経験も持つため、物流業界とITの両方に精通しています。「どの業者を選べばよいか分からない」といった声や、「自社の得意分野に応じた依頼が来ない」といった業界の課題に着目し、このサービスを構想しました。今後は、電子契約機能の導入や見積書・請求書の発行機能などの拡充が予定されており、取引完結から実務支援までを一貫してサポートします。

「LogiMeets」は、国際物流の実務に役立ち続けるサービスを目指して、さらなる機能改善と現場の声を反映したサービスを追求していきます。