新潟の地でお灸の魅力を発信
新潟県上越市で開催された「名立サマーフェスタ2025」において、
新潟医療福祉大学の鍼灸健康学科が参加し、多くの来場者にお灸の魅力を伝えました。このイベントは、地域住民や観光客を対象に、上越産のよもぎとお灸をテーマにした体験ブースを設けました。
体験内容と盛況な様子
7月20日(日)、会場には約1,000名の来場者が集まり、学生たちがブース内で「もぐさづくり体験」「ほうろく灸体験」「セルフ灸体験」といった活動を展開しました。これらの体験は、お灸の手軽さや楽しさを参加者に伝えるための工夫がこらされており、体験コーナーでは学生たちが丁寧に使い方を説明し、教員が安全面をサポートしながら実施されました。特に、会場入口での呼び込みやお灸サンプルの配布は多くの人々の関心を集めました。
地域資源の活用と伝承
このイベントの開催目的は、上越市に本店を持つ(有)佐藤竹右衛門商店と滋賀県のセネファ株式会社との協力により、地域の伝統文化を次世代へと繋ぐことです。上越産のよもぎを利用したお灸体験を通じて、参加者がその効果や心地よさを実感できることを目指しました。
参加者の中からは、「新潟産のよもぎからもぐさを作れるとは知らなかったが、自分で作れて楽しかった」「初めて体験したが、肩こりや腰痛が軽くなった」といった声が寄せられ、学生たちも「来場者の笑顔が見られて嬉しかった」と喜びの声を上げました。
今後の展望
新潟医療福祉大学の鍼灸健康学科では、引き続き地域イベントを通じて「お灸」の魅力を広めていく考えです。「養生にお灸を!」をテーマに、地域資源を活用した健康促進の大切さを多くの人々に知ってもらうことを目指します。
県内外からの参加者が集まり、大盛況のうちに終わったこのイベントは、新潟ならではの鍼灸の魅力を再認識する良い機会となりました。今後も地域活性化に貢献し、医療教育に力を入れる新潟医療福祉大学の活動に注目が集まります。
大学の紹介
新潟医療福祉大学は、全国でも数少ない医療系総合大学であり、看護、医療、リハビリ、栄養、スポーツ、福祉、医療ITを学ぶ6学部16学科を持ち、実践的な「チーム医療」を学ぶ環境を整えています。資格取得支援や就職支援も充実しており、全国トップクラスの国家試験合格率を誇っています。また、学生たちは医療とスポーツを融合した新たな学びにも挑戦しています。