防犯ミラーがサポート!痴漢抑止デザインコンテストの新展開
2025年8月からスタートする「第11回痴漢抑止バッジデザインコンテスト」に、ミラー製造のパイオニアであるコミー株式会社が協賛することが決まりました。この取り組みは、視覚を使った犯罪抑止の新たなモデルとなることが期待されています。
コミー株式会社と痴漢抑止活動センターの連携
コミー株式会社は1973年に設立され、様々な場所での安全や防犯に貢献するミラーを製造しています。彼らの独自技術を用いた製品は、コンビニエンスストアからエレベーターに至るまで、日常生活の様々なシーンで活用されています。特に、エスカレーター横に設置した広角鏡が盗撮被害を減少させたというデータもあることから、同社の技術は犯罪抑止において非常に効果的です。
一方、痴漢抑止活動センターは「見られている」という感覚が犯罪を抑止するという考えのもと、痴漢や盗撮の防止に注力しています。今回の協賛により、コミー社の防犯ミラーがバッジデザインコンテストに花を添え、より多くの人がイベントに参加できる機会を提供します。
痴漢抑止バッジデザインコンテストの概要
このコンテストは、女子高生の発案から生まれたもので、「痴漢は犯罪です」「私たちは泣き寝入りしません」といったメッセージを持つバッジを、デザイナーを目指す学生たちがデザインし、全国から募集しています。デザインを施したバッジは中高生が通学カバンに付けることで、視覚的なメッセージを発信します。コンテストは2015年から実施されており、2025年には第11回目に突入します。
今後の展望と市民との連携
痴漢抑止活動センターの代表理事、松永弥生氏は、この共同プロジェクトに対して次のように語っています。「特殊な鏡の導入によって盗撮が減少するという事例に感銘を受け、コミー株式会社とのコラボが実現しました。企業の技術が加わることで、私たちの活動はより多くの社会的インパクトを生み出すことができるでしょう。」
今後は、さらに多くの企業との協賛を広げ、公共の安全を守るための新たな仕組みを模索していく方針です。
コンテスト詳細と参加方法
- - 募集期間: 2025年8月1日~9月10日
- - 応募対象: デザイナーを志す学生
- - 後援: 警察庁、文部科学省、国土交通省、大阪府教育委員会など
- - 協賛企業: コミー株式会社、西日本旅客鉄道株式会社、阪急電鉄株式会社など
- - 公式サイト: 痴漢抑止活動センター
このコンテストは、痴漢や盗撮という問題に社会全体で立ち向かうための重要なステップといえるでしょう。企業、教育機関、市民一丸となり、未来の安全な社会を目指しましょう。