2026年9月末に、米Microsoft社が提供するProject Onlineがサービス提供を終了します。この重要な変化にともない、多くの企業が代替のプロジェクトマネジメントツールへの移行を検討しています。そこで、私たち株式会社佐山経済研究所では、Project Onlineユーザー向けに5つの移行選択肢を提案し、お客様の円滑な移行をサポートします。
移行選択肢1: Planner Premium + Power BI
最初の選択肢は、Microsoft社の推奨パスであるPlanner PremiumとPower BIの組み合わせです。この選択肢はMicrosoft 365ユーザーにとって、スムーズな移行を実現しやすいものとなっています。カンバン方式やガントチャートの自動作成、さらにはMicrosoft TeamsやOutlookとの連携が可能です。Power BIを使えば、プロジェクトデータの詳細な分析もできます。
移行選択肢2: Excelへの回帰
タスクスケジュールを中心にプロジェクトマネジメントを行っている場合、Excelへ戻るのが最もシンプルな方法です。ガントチャートを作成するためのマクロやテンプレートも多数公開されていますが、KPIやリソース、コスト、品質、および課題管理を行う場合には、データ化するための適切なテンプレートが必要です。
移行選択肢3: Project Professional + Seavus Project Viewer
次にご紹介するのは、Project ProfessionalとSeavus Project Viewerを使用する方法です。これにより.mppファイルを共有し、プロジェクト計画を共通の基盤で運用できます。ExcelへのエクスポートやPDFでの共有も可能で、非常に多機能です。従来のProject Professionalと同様の操作性で利用できるため、多くのお客様にお勧めしています。
移行選択肢4: 自社のProject+クラウドサービス
私たちの4つ目の選択肢は、Project+クラウドサービスのご利用です。このサービスは、2007年から提供しており、Microsoft Project Cloudという名称でも知られています。Project Onlineが終了することを受け、再びサービスを開始することにしました。2026年以降もProject Onlineに匹敵する機能が利用可能ですが、価格は2025年10月から上昇します。
移行選択肢5: オンプレミスのProject Server
最後の選択肢は、Project Serverの構築とメンテナンスをお客様自身で行う方法です。我々もその構築や運用を手伝うことが可能です。SQL ServerやSharePointといったサーバーを導入して運用していくスタイルになります。ライセンス方式についても柔軟に対応可能です。
各選択肢には、それぞれの良さがありますが、お客様が最適な選択を行えるよう、我々のコンサルタントチームが寄り添い、支えます。これらの選択肢に関する詳細を知りたい方は、ぜひ弊社にお問い合わせください。
私たち株式会社佐山経済研究所は中小企業のプロジェクトマネジメントをサポートするために特化したサービスを展開しています。具体的には、Project+というクラウドサービスを使い、またControl+という経費精算システムの活用も提案しており、これらの知識と経験を基にしたニッチなサービスを提供しています。これからも、お客様のビジネスに寄り添い、最適な解決策をご提案できるよう努めてまいります。
代表取締役 佐山 宇宏