川島織物がミラノ出展
2026-03-24 15:39:37

川島織物セルコンが3年後のミラノデザインウィークに出展、地層を織物で表現

川島織物セルコン、ミラノデザインウィーク2026に出展



株式会社川島織物セルコンが、2026年4月20日から26日までの期間にイタリア・ミラノで開催される「ミラノデザインウィーク2026」に出展することが決まりました。本展では5度目の出展となり、幅広い素材と織り技術を駆使して「織の地層」をテーマにした作品を披露します。

「織の地層」とは?



今回のテーマ「織の地層」は、長い時間をかけて形成される自然界の地層にインスパイアされており、凹凸や粒感、光の角度による変化を織物で表現しようとしています。自然の堆積を見事に再現するために、素材選びから織りの設計、密度のコントロールなど、すべての工程を精緻に重ね合わせています。その結果、硬さや粗さ、乾燥といった感覚を視覚的かつ触覚的に提示し、織物の新たな可能性を追求する展示となります。

空間の中での質感提案



近年、建築やインテリアにおいて自然素材の質感を取り入れたいというニーズが高まっています。この展示では、石や土壁のようなハードな素材感を保ちながらも、触れたときに心地よい織物としての要素を提供します。椅子張りやクッション、パーティションなど、具体的なインテリア用途への展開も視野に入れています。さらに、規模や光環境に応じて選べる質感の構成を考え、空間全体の重心や境界を意識した新しい織物の可能性を示します。

多様な表現が実現



会場では、地層形成のプロセスを体感できる空間が展開され、熟練の技術者による大規模な手織りアートや絹糸、金糸などを用いた作品、リアルな質感を追求した機械織りの実用作品が一堂に紹介されます。アートディレクションは照明デザイナーの岡安 泉氏が担当し、光の当たり方や観賞距離によって変わるテキスタイルの魅力を、視覚と触覚の両方で楽しんでいただける展示になります。

展示の計画と概要



出展概要


  • - テーマ: 織の地層 - Woven Strata -
  • - 開催期間: 2026年4月20日(月)15:00 - 19:00、21日(火)~25日(土)10:00 - 21:00、26日(日)10:00 - 19:00
  • - 会場: パオラレンティ ミラノ(公式サイト
  • - アートディレクター: 岡安 泉(岡安泉照明設計事務所)

自然界と織物の共鳴



今回のテーマには2つの意味が込められています。一つは自然界の地層と、それに重なるように時間の痕跡でもある織物を対比させる試みです。もう一つは、1843年の創業以来、川島織物セルコンが育んできた「技術の地層」としての自社の歴史を表現しています。さまざまな質感を織り込んだ作品を通じて、職人の技術や創造性を多角的に示すことを目指しています。

新作織物のご紹介



出展作品には、以下の新作が含まれます:
  • - Strata_1: 地層を模した綴織技法を用いた大作。多様な素材で構成され、時間の堆積感を表現しています。
  • - Onyx_4: 和紙を使った引箔技法でオニキスを表現。光の反射によって色彩が変化し、奥行きを持った作品です。
  • - Soil_2: 乾いた土壁を模したジャカード織。異なる質感を持つ二種類の生地を用いたユニークな表現。
  • - Onyx_5: オニキスの透明感を描いたタフティング作品。層の重なりが印象的な作品です。

照明とのシナジー



照明デザイナー岡安泉氏は、展示空間での光と影の扱いについても重要な役割を果たします。展示物の質感をさらに際立たせるための照明計画が施されており、視覚的・触覚的な体験を強化します。彼の展覧会設営における豊富な経験が光ります。

1843年からの旅



川島織物セルコンは1843年から続く伝統を考慮しつつ、現代の技術革新を駆使した新しい織物文化の発展を目指しています。今回の出展は、その集大成とも言えるものであり、長い歴史と技術の進化を新たな形で提示する機会となります。ミラノの地で、過去から現在、そして未来へと続く物語を織り上げていく様子を、ぜひ会場でご体験ください。


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会社情報

会社名
株式会社川島織物セルコン
住所
京都府京都市左京区静市市原町265 
電話番号
075-741-4111

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