SILが出展する国際ガールズ・デーイベント「PLAN GIRLS MOVEMENT 2024」の概要が発表されました。このイベントは、国際NGOプラン・インターナショナルによって、2024年10月11日、表参道のスパイラルホールで開催され、女の子たちの権利やエンパワーメントをテーマに、さまざまなプログラムが用意されています。
SIL(Social Issue Lab)はQO株式会社が運営する研究機関で、社会の声を拾い上げることを目的にさまざまな調査活動を行っています。SILでは、これまでに「防災格差」や「ガールズ」をテーマにしたリサーチを通じて、社会課題を可視化する取り組みを行ってきました。今回は、国際ガールズ・デーを機に、女の子たちが直面している課題や、そこから得られるインサイトを共有する場を設け、支援の輪を広げることを目指します。
国際ガールズ・デーは、女の子の権利を守り、そのエンパワーメントを推進する日として国連によって定められています。昨年の活動を経て、今年の「PLAN GIRLS MOVEMENT 2024」では、企業やメディアのオピニオンリーダー、そして若い世代の女の子たちが集まり、ジェンダーギャップについて議論を深めることを目的としています。
イベントのプログラムは、第一部と第二部に分かれており、第一部ではプレゼンテーションセレモニーが行われます。ここでは、女の子たちの現状や、社会における課題に関する情報を共有する貴重な機会となっています。第二部「Empowerment Gala Party」では、企業、メディア、インフルエンサーが集まり、女の子たちが抱える具体的な課題について語り合う場になります。さらに、ミュージアム形式の展示「Ladyknows Gallery」を通じて、世界の女の子たちを取り巻く問題を視覚的に理解することができます。この展示では、SILが行った調査を基に、日本の女の子がどのような課題に直面しているのかを紹介します。
最近の調査結果によると、多くのガールズがルッキズムに悩んでおり、自信を持てないという声が多数寄せられました。75.3%が自身の容姿について不安を感じ、73.5%は身近にルッキズムを感じると回答。これらの問題は、年齢を問わず深刻さを増していることが明らかになっています。さらに、女の子たちには「ダイエット」や「スキンケア」など、多くの義務感を抱えることも分かっています。これらの行動を“やらなければならない”と感じている女の子は、9割以上にのぼります。
また、教育や啓発活動についての意識調査も実施されました。女の子たちは、エイジズムやメンタルヘルスといったテーマについて知識を深めたいという欲求を持っており、その希望が強く表れていることが分かりました。これは、今後の知識普及活動の重要性を示唆しています。
SILは、このような課題を深く考え、女の子たちがより良い未来を築けるように支援することを目指しています。無理なく成長できる社会を作るためには、広範な支援と理解が必要です。「PLAN GIRLS MOVEMENT 2024」での活動を通じて、女の子たちの声をより多くの人々へ届け、社会の変革を推進していきたいと考えています。