富士ソフトが新機能を搭載した「FujiFastener 2.0」を発表
富士ソフト株式会社は、2024年6月に提供を開始したクラウド環境向けセキュリティサービス「FujiFastener」の新バージョンとして「FujiFastener 2.0」を発表しました。本製品は、11月1日付で販売を開始し、AWS環境だけでなく、Microsoft AzureおよびGoogle Cloudにも対応することで、広範なクラウド環境でのセキュリティを強化します。
従来の「FujiFastener」は、サイバーセキュリティの専門企業であるサイバーセキュリティクラウド社と業務提携を結び、機能強化された結果、多様なセキュリティサービスが統合され、提供されてきました。しかし、進化する脅威への対応を迫られる中で、さらなる機能強化が求められていました。
新機能とその利便性
「FujiFastener 2.0」では、特に利便性向上を図った新機能として、
統合ダッシュボードと
クラウドインフラストラクチャーエンタイトルメント管理(CIEM)を追加しました。これにより、セキュリティの状況を一目で把握できるようになり、管理業務の効率が大幅に向上します。
具体的には、統合ダッシュボードはリアルタイムでの監視を実現し、セキュリティエンジニアやAIが集約したログやアラートを基に、お客様の環境に応じたトリアージを行います。この仕組みにより、脅威レベルに応じた適切なアラートを発出し、迅速な対応を可能にします。
柔軟なセキュリティ運用
「FujiFastener 2.0」の最大の特長は、ユーザーの組織体制や抱える課題に応じて柔軟に導入できる点です。これにより、ユーザーはクラウド環境の万全なセキュリティ対策を講じつつ、業務負荷を軽減することができます。様々なクラウド環境に対応したフルマネージドのセキュリティサービスは、特に多くの企業にとって魅力的です。
また、最新のルールアップデートに自動的に対応する機能も搭載されており、セキュリティ運用と開発業務を両立できるように設計されています。これにより、企業は安心してクラウドサービスを利用でき、ビジネスの成長を支援します。
企業からの期待の声
株式会社サイバーセキュリティクラウドの代表取締役社長である小池敏弘氏は、「FujiFastener 2.0」のリリースについて喜びを表明しました。氏は、クラウド環境の脅威が企業にとってますます深刻な課題となっている中で、革新的なソリューションであると評価しています。また、富士ソフトとのパートナーシップを通じて、より多くの企業のセキュリティ強化に貢献したいと述べています。
まとめ
富士ソフトが提供する「FujiFastener 2.0」は、セキュリティエンジニアとAIの協力により、企業のクラウド環境を今まで以上に安全で安心なものにすることを目的としています。24時間365日、継続的なモニタリング体制を維持しながら、あらゆるクラウド環境に対応したセキュリティサービスを提供していきます。これにより、企業は心強いサポートを受けながら、デジタル化の進展を図ることが可能になるでしょう。