ファーマシフト、在宅医療のデジタル化を推進
株式会社ファーマシフト(東京都港区)は、2026年5月12日より、「つながる薬局」に新たに電子サイン機能を追加した。これは在宅サポート機能において、契約に必要な書類のサインをデジタル化するもので、業務の効率化と高齢者の負担軽減を図るものである。
在宅医療の需要の高まり
近年、高齢化が進む日本では在宅医療のニーズが急増している。厚生労働省の調査によれば、在宅患者数は2016年の約67万人から2030年には約130万人に達する見込みである。これに伴い、地域包括ケアシステムにおける薬局の役割も重要視されており、質の高い在宅薬剤管理を行う体制の構築が急務となっている。
課題と解決策
しかしながら、薬局が在宅業務を始めるには、契約書、重要事項説明書、個人情報使用同意書など、数多くの書類の作成とサインが必要であり、特に高齢者やその家族にとって負担が大きい。このため、多くの薬局が在宅業務への参入を躊躇していた。そこで、ファーマシフトは、「つながる薬局」に2014年7月に導入した在宅サポート機能をさらに進化させ、電子サイン機能を追加した。
この機能では、電子サインを使用することで、サインが必要な書類を一度の操作で簡単に処理できる。患者の負担を軽減するだけでなく、薬局側の書類管理も簡素化される。特に、500店舗以上の薬局からの要望に応じた改善が行われている。
電子サイン機能の特長
この新機能にはいくつかの利点がある。
1.
書類の印刷・押印・保管が不要: 紙の運用に伴う業務の手間とコストを大幅に削減することができる。
2.
1回のサインで完了: 利用者が持っているデバイスを使用して、シンプルな操作でサインできるため、高齢者でも問題なく利用可能である。
3.
契約情報の一元管理: サイン済みの契約書は「つながる薬局」に安全に保管され、必要なときに簡単にアクセスできるため、紛失のリスクをなくすことができる。
今後の展望
ファーマシフトは、今後も在宅サポート機能の充実に努めていく予定である。電子サイン機能の導入により、契約から訪問計画、報告までの業務フローがデジタルで完結できる体制が実現された。さらなる薬局への導入を進め、現場の意見を反映した機能改善の継続に取り組み、地域における在宅医療体制の強化に寄与していく考えだ。
「つながる薬局」の役割
「つながる薬局」は、患者が薬に関する悩みや問題をLINEを通じて解決できるサービスを展開し、地域のかかりつけ薬局としての機能を果たしている。病院での処方箋を受けた後、すぐに薬局に送信できるなど、業務の効率化を実現。薬剤師とのチャット相談やオンラインでの服薬指導を通じて、患者とのコミュニケーションを円滑にし、濃密なサポートを提供している。
会社概要
株式会社ファーマシフトは、2020年に設立され、現在に至るまで地域医療の発展に寄与するための技術革新を続けている。代表取締役社長の多湖 健太郎氏のもと、患者と薬局の新たな関係構築を目指したビジネスモデルを展開している。詳しくは、
公式サイトを参照のこと。