COCCINELLE、ミラノファッションウィークで2026年春夏コレクションを発表

COCCINELLEが2026年春夏コレクションを発表

イタリア・パルマ発のレザーブランド、COCCINELLE（コチネッレ）が9月23日、ミラノファッションウィークで待望の2026年春夏コレクションを披露しました。このコレクションは「Her Deepness」がテーマで、特に日本の海女の精神を表現しています。

コレクションのインスピレーション

コチネッレの新コレクションは、海女たちの勇敢さとしなやかさからインスパイアを受けています。コレクションでは、海のきらめきや深みを感じさせるレザーや自然なテクスチャー、洗練された色合いが使用され、自分らしく進化し続ける女性像を描写しています。

発表会は歴史あるミラノ市立水族館で行われ、同施設の庭園再生プロジェクトを支援するコチネッレの理念も感じられる空間で、世界中のファッションエリートたちが集結しました。日本からは、人気DJのAYA（AMIAYA）が登場し、会場を華やかに彩りました。

伝統と革新の融合

「Her Deepness」は、女性、自然、内なる世界との対話を象徴する水の世界へのオマージュです。このコレクションは、何世紀にもわたって海に潜り真珠や美を求めてきた海女の物語を通し、静かな優雅さとレジリエンスを表現しました。コレクション全体を通じて、女性の勇気と連帯を祝福する姿勢が感じられます。

コレクションの特徴

デザインにおいては、濡れたような光沢と真珠のような輝きを持つレザーが使用され、波のような軽やかさや砂のテクスチャーが特徴的です。また、日本の伝統技術が現代風にアレンジされ、プリーツや絞り染め、刺し子などが施されています。使用されたシーズナルカラーは、PEARL（真珠）、SEAGLASS（海のグラス）、SANSHELL（貝殻）など、海にインスパイアされたものが揃っています。

各バッグは貝殻や竹製の漁かご、日本の風呂敷からインスパイアを得た形状となっており、メモリーや秘密を包み込むデザインが施されています。さらに、アクセサリーはシンプルながら機能的で独特なディテールが特徴です。

新ラインの発表

本コレクションには、C-MEラインから新たに「Coccinelle C-ME Lock」が登場しました。このバッグは現代的でありながらも力強いディテールがあり、一日の様々な場面でのスタイリングを可能にします。また、「Coccinelle Shell」や新ライン「Coccinelle Furoshiki」なども発表され、伝統を基にしたエレガントなデザインが印象的です。

COCCINELLEについて

1978年に設立されたCOCCINELLEは、高品質なイタリアンレザーを用いたバッグやアクセサリーを手掛けています。地元のタンナーから仕入れた素材を使用し、女性デザイナーたちによる手作業で制作されるアイテムは、耐久性とデザイン性を兼ね備えています。コチネッレは『手の届くラグジュアリー』をモットーに、洗練された施設を通じて現代の女性へ新しいインスピレーションを提供し、革新を続けていくでしょう。