世界遺産二条城30周年記念!早春の特別企画
世界遺産に登録されて30周年を迎えた二条城では、その歴史と文化を広く知ってもらうため、令和7年1月~2月にかけて、特別な企画が開催されます。
圧巻!国宝二の丸御殿「帳台の間」初公開
まず注目は、国宝・二の丸御殿の「帳台の間」の特別公開です。一般的には「武者隠し」として知られるこの部屋は、将軍が謁見の際に利用したとされる重要な空間。花鳥図や名所絵で飾られ、中でも京都御所から移築されたという「竜田風俗図」と「武蔵野図」は必見です。令和7年1月4日~27日(火曜休館)の期間限定公開で、廊下からの観覧となりますが、その歴史的価値を肌で感じられる貴重な機会となるでしょう。
さらに、公開期間中には、二条城の学芸員による解説会も実施されます。開催日は1月10日(金)と17日(金)で、各回30名限定の事前申込制(抽選)です。貴重な解説を聞きながら、二条城の歴史にさらに深く迫ることができます。
京都御所からの贈り物!障壁画原画公開
二の丸御殿の障壁画は、実は京都御所から移築されたもの。その原画が、令和6年12月23日~令和7年2月23日(12/29~31は休城日)まで、二条城障壁画展示収蔵館で公開されます。富士山や名所を描いた作品は、当時の暮らしや風景を生き生きと伝えてくれます。入館料は100円(別途入城料必要)です。
極上体験!非公開の香雲亭で限定昼食
通常非公開の香雲亭では、令和7年1月11日~2月28日、数量限定で特別昼食が提供されます。老舗料亭「京料理いそべ」による、和洋折衷の京料理を、美しい庭園を眺めながら堪能できます。1日40名限定、完全予約制で、料金は4,200円(税込、別途入城料必要)です。予約は希望日の前日午後3時までに電話にて受付となります。
二条城へのアクセスと開城時間
二条城の開城時間は午前8時45分~午後4時(閉城は午後5時)。12月29日~31日は休城日です。また、年末年始や一部曜日は、二の丸御殿や本丸御殿の観覧が休止となる場合があるので、公式ウェブサイトなどで事前に確認することをお勧めします。
まとめ
二条城の30周年記念特別公開は、歴史と文化を深く味わえる絶好の機会です。この機会に、普段は見られない貴重な文化財に触れ、早春の二条城の魅力を満喫してみてはいかがでしょうか。