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山口県が魅力を発信！ストーリーを活用した企業誘致

山口県は、全国で初めてとなるストーリー型の企業誘致プロモーションを展開し、その一環として2015年12月2日から5日にかけて東京ビッグサイトで開催された「国際ロボット展」に出展しました。このプロモーションは、イソップ寓話『金の斧、銀の斧』をテーマにしたものです。

企業誘致の目標は、「企業の願いをかなえる」というメッセージを届けることで、自県の魅力の再発見と他県との競争における優位性を強調するものです。そのため、プロモーションブースは物語のストーリー仕立てで構成され、多くの来場者の関心を集めました。

熊谷江里子さんが「希望の女神」としてPR

国際ロボット展の初日、山口県出身の現役高校生、女優の熊谷江里子さんが「希望の女神」としてイベントに駆けつけ、企業立地の魅力を紹介しました。彼女は、ウエディングドレスのような衣装を身にまとい、来場者と対話しながら効果的に山口県の特性をアピール。参加者からは「ポスターから抜け出したよう」という驚きの声も上がり、多くの人々が山口県に興味を持った様子が伺えました。

山口県の魅力とは？

山口県は、市街地や産業団地にアクセスが良く、日本の東アジアにおける中心的な位置にあります。特に、山口県の優れた立地環境は、交通インフラが継続的に整備されており、道路、鉄道、空港、港湾が充実しています。また、工業用水の供給能力も日本一を誇り、企業にとっての大きな魅力です。

さらに、山口県は全国トップクラスの優遇制度を有しています。例えば、山口県では企業の設備投資に最大15%の補助を行い、上限は30億円です。また、地方分散支援補助金や産業団地取得補助金も充実しており、土地取得にかかる費用の80%を補助するという大変魅力的な制度を導入しています。

ストーリー型プロモーションの意義

イソップ寓話『金の斧、銀の斧』を採用したストーリー型のプロモーションは、企業経営者にとっての問題解決の手段として機能することを目的としています。ストーリーの中で、湖面から現れる「希望の女神」が企業の願望をかなえるために、山口県独自の魅力を提供します。

このように、山口県はその立地条件だけでなく、特に企業誘致においても、新しいアプローチを試みています。ストーリーテリングを駆使することで、すぐにでも企業を誘致したいとの意向を持つ経営者の心に響くメッセージを届けることに成功しています。

今後の展望

山口県では、今後もこのストーリー型のプロモーションが続けられ、企業の立地環境の良さをさらなる形でアピールしていく予定です。山口県は、地域の特性を磨き上げるとともに、全国の企業に対して「立地を選ぶなら山口県」との意識を根付かせたい狙いがあります。この取り組みが、地域経済の活性化にも寄与することが期待されます。

熊谷さんは、今後もやまぐち企業立地セミナーなどの場に参加し、山口県の良さを広める活動を継続する予定です。

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