日本の宿泊業界に革新をもたらす新しいサービスが登場しました。ダイナテック株式会社(東京・千代田区)は、2024年9月25日より、宿泊予約システム「Direct In S4」において、ホワイト・ベアーファミリーとの連携を発表し、宿泊と航空券を同時に予約できるダイナミックパッケージ(DP)を導入します。この新機能により、旅行者が同時に宿泊とフライトを手配できるため、別々に予約する手間がなくなり、予約時の意思決定を早めることが期待されます。
「Direct In S4」は、すでに6400以上の宿泊施設で利用されている人気の高いシステムであり、顧客にストレスフリーな予約体験を提供することを目的としています。新たに導入されるダイナミックパッケージにより、宿泊予約と航空券の組み合わせが簡単になり、旅行者の利便性が向上します。特に、国内大手航空会社であるANAやJAL、さらには格安航空会社(LCC)を含む10社から、好みのフライトを自由に選ぶことができるのが大きな魅力です。
一方、宿泊施設にとってのメリットも見逃せません。宿泊手数料がかからないことで、経済的な負担が軽減され、事前決済によりキャンセル時にも確実に収益が得られる仕組みとなっています。また、宿泊施設の常連客を囲い込むために、自社の会員システムと連携しやすい点もポイントです。宿泊施設は、DPの提供によって新たな顧客層を獲得できるだけでなく、リピーターの増加も期待できます。
旅行者は、宿泊と航空券の同時予約だけでなく、移動に必要なレンタカーの手配も行えるほか、旅行時に必要な国内旅行障害保険に申し込むことも可能です。これにより旅行者は、万が一のトラブルにも事前に備えることができ、安心して旅行を楽しむことができます。
ダイナテックの新サービスは、旅へのハードルを下げ、ユーザーにとっての利便性を向上させる重要なステップとなります。また、今後も自社予約の強化を図りつつ、宿泊業界のデジタルトランスフォーメーションを推進していく構えです。これにより旅行業界のさらなる発展が期待され、利用者にもより良いサービスを届けていくことでしょう。ダイナテックの今後の取り組みに注目です。