感動の舞台
2025-11-19 12:31:26

映画『ホワイトハンドコーラスNIPPON』が感動の舞台を広げる

ドキュメンタリー映画『ホワイトハンドコーラスNIPPON』の魅力



音楽は国や文化の枠を越え、人々の心を繋ぐ力を持っています。2025年12月12日、東京のアップリンク吉祥寺にて公開されるドキュメンタリー映画『ホワイトハンドコーラスNIPPON~Brüder よろこびのウィーン~』は、その力を気づかせてくれる作品です。本作は一般財団法人さわかみ財団と一般社団法人El Sistema Connectの共同制作によるもので、文部科学省の選定作品にも認定されています。

作品の背景と制作経緯



この映画の舞台は、2021年12月に東京芸術劇場で行われた「第九」の演奏に遡ります。ホワイトハンドコーラスNIPPONは、プロのオーケストラと共にベートーヴェンの名曲「第九」に挑戦し、芸術監督のコロンえりか氏の指導のもと、異なる背景を持つメンバーが一つの音楽を生み出しました。障がいのある子どもたちとない子どもたちが同じ舞台で歌い上げる「見える第九」は、観客に深い感動を与えました。

3年後の2024年、映画のクライマックスとしてオーストリア・ウィーンでの公演が行われる様子も描かれています。ウィーンはベートーヴェンが活躍した地であり、ここでの公演は彼の音楽を再び蘇らせる意味を持ちます。さらに、写真家・田頭真理子氏による「第九のきせき」と題した写真展も同時開催され、音楽の力と視覚芸術が一体となった感動的な体験が提供されます。

スペシャルトークショーでの特別な瞬間



映画の公開初日には、ホワイトハンドコーラスNIPPONの芸術監督コロンえりか氏と写真家田頭真理子氏、そして本作を手掛けた池田圭佑監督によるスペシャルトークショーが開催されます。手話通訳も入るため、誰もがこの瞬間を楽しむことができます。子供たちの音楽に賭ける情熱や、作品を作り上げるまでの裏話を聞くことで、映画に込められた思いをより深く感じることができるでしょう。

さわかみ財団の理念



さわかみ財団は、「より良い社会づくり」を理念に掲げ、人々や文化を映像として未来へ記録する「さわかみアーカイブス・プロジェクト」を推進しています。本作もその一環として制作され、希望の物語として多くの人々に影響を与えることが期待されています。

この映画は、音楽がどのようにして人々の心を一つにするのかをリアルに伝えるものとなっており、特に「誰も取り残さない社会」を目指す音楽の力を描いています。

ホワイトハンドコーラスNIPPONの特徴



ホワイトハンドコーラスNIPPONは、さまざまな背景を持つ子どもたちが集まり、音楽を通じて自己表現をするインクルーシブな合唱団です。障がいの有無や経済的な背景に関係なく、誰もが参加したり学んだりできる場を提供しています。このような活動は、南米ベネズエラで始まった「エルシステマ」の理念を基にしており、2020年に東京芸術劇場との合同プロジェクトが始まりました。

演奏と手話表現の融合が生み出す音楽は、未来の可能性を感じさせるものです。2023年にはキッズデザイン賞を受賞し、2024年にはウィーンでのバリアフリー国際賞を受賞するなど、内外から非常に高い評価を得ています。

結論



映画『ホワイトハンドコーラスNIPPON』は、音楽がもたらす感動を新たな形で伝える、希望に満ちた物語です。障がいの有無を越えて、すべての子どもたちが共に音楽を楽しむ姿は、多くの人に勇気を与えることでしょう。ぜひ、2025年12月の公開を楽しみにしてください。


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会社情報

会社名
一般社団法人El Sistema Connect
住所
東京都中央区日本橋2-2-3 RISHEビル4F
電話番号

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