子どもの約7割が国際協力の必要性を実感する調査結果を発表
2025年の国際協力に関する意識調査結果について
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが実施した国際協力に関する意識調査の結果が発表され、子どもたちの約7割が国際協力の推進が重要であると考えていることが明らかになりました。この調査は、国際協力についての意識の変化を追跡するために行われたもので、特に次世代を担う子どもたちの意見が注目されています。
調査の目的と背景
この調査は、2023年1月に行った前回の調査を基に、2025年3月に実施されました。子どもたちを含む市民が国際協力にどのような意識を持っているのかを理解し、その変化を把握することを目的としています。調査では、合計2万606人の有効回答が集められました。
子どもの意識の高さ
結果として大変興味深いのは、国際協力を「積極的に進めるべきだ」「進めるべきだ」と考えているのはおおよそ半数の大人に対し、子どもでは約7割と高い支持を得ていることです。特に、国際社会の安定や平和のために国際協力が必要だとの認識が高まっています。
課題と優先度
調査の結果からは、日本が国際協力に貢献すべき分野として、教育や保健医療などの社会サービスが約6割の人々から選ばれました。また、緊急時の人道支援活動に関しても重要視されています。特に水や衛生、保健や栄養の分野に関しては、社会サービスの中でも優先度が高いとされており、このことは持続可能な開発目標(SDGs)とも関連しています。
今後の展望
さらに、調査においては気候変動や食料危機が自分ごとの課題として挙げられており、子どもたちが国際問題にどう関与していきたいのかが浮き彫りになりました。今後、セーブ・ザ・チルドレンは、子どもたちの声を積極的に政策に反映させるための一助として、国際協力を推進していく考えです。
結論
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンにとって、この調査結果は国際協力の重要性を再確認する機会となりました。日本がこれまで果たしてきた国際協力の役割をさらに強化するためには、社会全体での理解と支援が不可欠です。今後、引き続き子どもたちの声に耳を傾けるとともに、国際社会における課題に対処していくことが求められています。セーブ・ザ・チルドレンは、すべての子どもが持つ権利の実現にむけ、活動を続けていきます。
会社情報
- 会社名
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公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
- 住所
- 東京都千代田区内神田2-8-4山田ビル4階
- 電話番号
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03-6859-0070