本の受け渡し棚が誕生!
大阪市北区にある無人カフェ「セルフカフェ天神橋一丁目店』に、新たに設置された本の受け渡し棚が注目を集めています。この棚では、読了した本や学習教材を自由に置いたり交換することができるようになりました。
使わなくなった本を次の読者へ
この受け渡し棚は、主に高校・大学受験を終えた方や、心に残る小説・エッセイを次の人へとバトンパスする場として機能します。利用者は、買ってはみたものの結局使わなかった参考書やノート、本をここに置くことができ、その本に小さなメッセージを添えることで、思いがけないコミュニケーションが生まれることも。
例えば、「この問題集で無事に合格しました!」や「この小説のラストには感動しました」といった一言が、次の読者への励ましや共感につながっています。
静かなつながりを育む場
この棚の最大の特徴は、“もらうだけ”の利用が禁止されている点です。単なるリユースだけでなく、「置く」または「交換」のルールによって、利用者同士の静かなつながりが形成されるのです。本に込められた気持ちや思いを次の読者に渡す行為は、まるで小さなリレーのようです。
勉強の合間に本と触れ合う
この受け渡し棚は、セルフカフェの最大の魅力の一つである、自分のペースで過ごせる場所ならではの楽しみも増やしてくれます。勉強や仕事の合間に、ふと手に取った本が心に残る体験に変わるかもしれません。
利用概要
設置場所は、セルフカフェ天神橋一丁目店。営業時間中は自由に利用でき、ドリンクを一杯購入すればこの棚を利用することが可能です。また、全席にWi-Fiと電源が完備されており、快適に作業を進められる環境が整っています。
この場所は、高速Wi-Fiを導入しているため、動画視聴やオンライン会議もスムーズに行えます。月間4万人を超える利用者がいるこのカフェは、勉強や仕事の効率を上げたい方々の新たな集いの場となっています。
今後の展望
今後は、「ありがとうカード」の常設化や、ジャンル別の本棚の設置、読後ノートのリレーなども検討されています。本を通じて人と人のつながりを育む、新たな文化の発信地としての役割を期待されています。
勉強や読書の後に、自分の“軌跡”を本に残すことで、新たな出会いと経験が広がることを願っています。セルフカフェで本との特別な触れ合いを体験してみてはいかがでしょうか?
【施設情報】
- - 名称: セルフカフェ天神橋一丁目店
- - 所在地: 大阪府大阪市北区菅原町10-32 DAIX西天満
- - 営業時間: 24時間営業
便利な決済方法
現金やクレジットカードはもちろん、交通系やQRコード決済も可能で、非常にアクセスしやすいです。
自分のペースで過ごせる無人カフェで、貴重な読書体験やコミュニケーションを楽しんでみてください。