高血圧対策最前線
2024-10-11 18:28:52

高血圧対策の最前線:オムロンが学会に協賛し最新機器を展示

高血圧対策の最前線:オムロンが学会に協賛し最新機器を展示



オムロン ヘルスケア株式会社は、2024年10月12日から14日まで福岡県にて開催される第46回日本高血圧学会総会に協賛し、夜間血圧測定に関するスポンサードシンポジウムを実施します。学会の主要テーマは「NEO-HYPERTENSION ─社会と協奏する新高血圧学─」であり、オムロンは夜間の高血圧問題に光を当てる機会としています。

高血圧は、現代社会において多くの人々が抱える健康問題の一つですが、特に「夜間高血圧」と呼ばれる状態が注目されています。通常、夜間の血圧は日中よりも低下するのが一般的ですが、夜中に血圧が下がらないことや、逆に上昇してしまう場合もあります。このような夜間高血圧は心血管系に大きな影響を与え、重篤な疾患を引き起こす可能性があります。

スポンサードシンポジウムでは、自治医科大学の苅尾七臣先生が座長として、臨床現場で夜間血圧計を利用している7名の医師からの活用実績が紹介されます。夜間に血圧を測定することによって、日中の測定だけでは把握できないリスクを明らかにすることができるのです。これにより、高血圧治療に新たなアプローチがもたらされることが期待されています。

オムロンの最新機器では、手首式血圧計HEM-9601Tや上腕式血圧計HEM-9700Tなど、夜間血圧測定を行うための特別な機能が搭載されています。例えば、HEM-9601Tは静音設計で睡眠中にも使用可能で、事前に設定した時刻に自動測定を行います。また、測定結果はスマートフォンアプリ「OMRON connect」に転送され、ユーザーは手軽に自身の健康状態を把握できるのです。

さらに、心電計付きの上腕式血圧計や携帯型心電計も展示予定です。これにより、血圧だけでなく心電図も記録することができるため、例えば不整脈の早期発見につながります。このように、オムロンは一般の方々が簡単に血圧や心電図を測定し、健康を管理できるデバイスの普及に努めています。

学会の開催地福岡でのイベントでは、これらの機器に関する実際の使用方法やお勧めポイント、さらには最新の研究成果についても説明される予定です。国民の健康増進を目的に活動している日本高血圧学会との協業は、オムロンにとって新たな出発点となるでしょう。

最終的な目的は、心血管疾患の発症を抑制し、より質の高い生活を提供することです。オムロンの取り組みを通じて、夜間高血圧について温かくなつ健やかな未来に向けた啓発活動が広がることが期待されます。これは、医療従事者や研究者と共に進められる価値ある努力です。

第46回 日本高血圧学会総会 概要


  • - 会長:野出孝一先生(佐賀大学医学部長)
  • - 会期:2024年10月12日(土)~14日(月)
  • - 会場:福岡国際会議場
  • - 公式ホームページ日本高血圧学会公式サイト

オムロンは、循環器事業ビジョンとして「脳・心血管疾患の発症ゼロ」を掲げ、地域の健康維持・増進に貢献するため、今後も様々な活動を行っていく方針です。


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