環境配慮型麦芽を使ったビール、サッポロが11月に発売

環境を考えた新ビールの登場

サッポロビールが新たに登場させるビール、「Velvet twilight（ベルベットトワイライト）」が注目を集めています。このビールにはフランスの大手製麦会社「Soufflet Malt（スフレモルト）」が製造した環境負荷を低減した麦芽「Clim Trace（クライムトレイス）」が使用されています。これは、原料となる大麦の栽培時に土壌分析を行い、必要最小限の肥料を用いることで生産されています。

この新しいビールは、11月13日に「YEBISU BREWERY TOKYO」で数量限定で販売される予定で、サッポロビールにとって日本初の試みとなります。その後も、他のビール商品にもこの麦芽を順次使用していく計画があるとのことです。サッポロビールは品質の高い製品を届けるために、原料の選定に特に力を入れており、世界中の生産者との密なコミュニケーションが重要です。例えば、フィールドマンと呼ばれるスタッフが生産地に足を運ぶことで、サプライヤーとの関係を深め、安全・安心な原料調達を実現しています。

サステナビリティへの取り組み

今回の「Clim Trace」の採用は、サッポログループが2023年3月に掲げた2030年までの温室効果ガスの排出削減目標に沿ったものです。この目標は、自社の生産拠点や営業所だけでなく、原料が生産される農地にも及ぶもので、温室効果ガスの削減に努めています。また、「Clim Trace」を提供する「Soufflet Malt」社も、将来的に従来の大麦栽培に比べて10～20%の温室効果ガス排出量の削減を目指すという強い意志を持っています。

サッポロビールは今後も、より多くのサプライヤーとの連携を深化させ、FLAG関連の排出削減に貢献することを目指しています。サステナブルな社会の実現に向けて、企業としての信頼を高めていくための努力を続けるとのことです。

特別な一杯を提供

「Velvet twilight」は、環境に優しい麦芽を使った特別なビールとして提供されます。飲むことで、自身が何か良いことに寄与していると感じることができるかもしれません。サッポロビールの取り組みに賛同しながら、味わい深いビールを楽しむことができる機会です。数量限定ということもあり、出会えたらラッキーです。