和光市、古着回収ボックス設置で水平リサイクルを促進!
埼玉県和光市は、一般社団法人テキスタイルサーキュラーネットワーク(TC-Net)と連携し、2024年7月1日から市役所庁舎に古着回収ボックスを設置しました。この取り組みは、市民からの古着回収を促進し、水平リサイクルによる資源循環を促進することを目的としています。
古着はごみじゃない!水平リサイクルで資源循環を促進
近年、地球環境問題への関心が高まる中、廃棄物削減は重要な課題となっています。特に、古着は焼却処分されることが多く、環境負荷が大きいため、リサイクルによる資源循環が求められています。
和光市では、これまで週1回の行政回収や自治会による集団回収など、古着回収の取り組みを行ってきましたが、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、回収量は伸び悩んでいました。
そこで、市民の利便性を高め、回収機会を増やすために、市役所庁舎に古着回収ボックスを設置しました。これにより、市役所への来庁ついでに、または買い物などの外出ついでに、市民は気軽に古着を回収ボックスに持ち込むことができます。
TC-Netのネットワークで適正処理と水平リサイクル
回収ボックスに集められた古着は、TC-Netのネットワークを通じて、適切に処理されます。TC-Netは、繊維製品のリユース、リサイクルを促進し、新たな資源循環システム構築を目指す団体です。
回収された古着は、主に「繊維to繊維」という水平リサイクルによって、新たな服へと生まれ変わります。また、古着から生まれた新しいプロダクトが市民の生活を豊かにする取り組みも展開していく予定です。
イベントでの啓発活動も積極的に展開
和光市は、古着回収の促進と水平リサイクルへの理解を深めるため、市内のイベントに積極的に参加し、啓発活動を行う予定です。イベントでは、古着由来のプロダクトを展示したり、回収された古着の選別工程の映像を放映したりすることで、市民に視覚的にわかりやすく説明を行います。
さらに、回収ボックスの設置場所や回収できる古着の種類などに関するアンケート調査を実施し、市民の声を収集することで、より効果的な取り組みを進めていきます。
和光市の取り組みが、資源循環社会の実現に貢献
和光市は、TC-Netとの連携を通じて、古着回収を促進し、水平リサイクルによる資源循環システムの構築を目指しています。この取り組みは、ごみ削減と環境保全に貢献するだけでなく、市民の意識改革にもつながると期待されています。
和光市の取り組みが、持続可能な社会の実現に向けて、重要な一歩となることを願っています。