糖尿病管理の未来へ向けた一歩
2025年5月7日、東京都渋谷区に本社を構える株式会社ザ・ファージ(THE PHAGE)は、アボットジャパンと提携し、持続グルコースモニタリングデバイス「FreeStyleリブレ」とのAPI連携を実現しました。これにより、THE PHAGEが開発した糖尿病管理アプリ「glucose flight(グルコースフライト®)」は、FreeStyleリブレからのグルコース値データを統合し、より高度な健康管理を提供可能となります。
API連携の重要性
これまで、API連携は多くのグローバル企業が実施していましたが、THE PHAGEは日本企業として初めてこの技術を活用しました。この連携により、糖尿病患者はリアルタイムで血糖値の変動を把握し、日々の食事や運動生活に基づいたデータドリブンな健康指導を受けることができるようになります。
「glucose flight(グルコースフライト®)」の機能強化
今回のAPI連携により、以下のような機能が強化される予定です:
- - リアルタイム血糖トレンドの統合管理:食事や運動、生活習慣の記録と合わせて、血糖の変動を一元管理します。
- - 自動データ反映:FreeStyleリブレで測定されたグルコースデータがTHE PHAGEのアプリに自動的に反映され、常に最新の情報が得られます。
- - AIによるパーソナライズされた血糖予測:取得したCGMデータを基に、AIが個々のユーザーの血糖変動を解析し、食後の血糖上昇パターンを予測します。
- - 糖尿病リスクの管理:ユーザーの血糖データを分析し、変動が特定の時間帯に集中している場合などにアラートを提供します。
生活を変えるデジタルヘルスソリューション
THE PHAGEはこのAPI連携を入口に、遠隔栄養指導や医師主導の血糖データ解析サービスの提供を計画しています。医療機関や企業、研究機関との連携を通じて、データ駆動型の重症化予防医療プラットフォームを構築していくことを目指しています。
ザ・ファージのミッションとアボットの役割
THE PHAGEは、「生体ニーズに基づく提案型社会を構築する」というミッションの元、糖尿病管理に特化したデジタルヘルスサービスを展開しています。また、アボットは、健康維持に向けて様々な革新的な技術を提供しており、世界中で多くの人々に利用されています。アボットの排出する医療機器や診断薬は、高度な医療を必要とする患者にとって重要な役割を担っています。
まとめ
THE PHAGEとアボットの連携は、糖尿病管理の新しい章を開くものです。今後は、私たちの生活に合わせた個別の健康管理を実現するためのデジタルヘルス技術がさらに進化していくことでしょう。データ駆動型医療の未来を切り開くこの挑戦に、注目が集まります。今後の展開に期待が高まる中、これからも多くのユーザーが健康という名の航海を共に進んでいけると信じています。