新ビジネスモデル構築
2025-02-18 14:28:48

鈴与商事とパワーエックス、太陽光発電と蓄電池の新ビジネスモデルを構築へ

太陽光発電と蓄電池の連携による新たな挑戦



鈴与商事株式会社は、東京都港区に本社を構える株式会社パワーエックスと協力し、太陽光発電と蓄電池を導入したパワー・プロジェクトアグリゲーター(PPA)事業モデルの構築に向けた取り組みを開始しました。このコンセプトは、持続可能なエネルギーの利用を促進し、効率的かつ経済的な電力供給を目指すものです。

1. 事業モデルの概要



この新しいビジネスモデルでは、鈴与エコプロダクツ株式会社の本社工場に太陽光発電システムが設置されます。発電された電力は工場内で使用され、余剰電力は蓄電池に充電され、夕方以降に放電されることで更なる効率的な電力利用が図られます。特に、蓄電池は電力の需給バランスを調整する役割も担い、鈴与商事がアグリゲーターとして充放電の管理を行います。

2. 蓄電池の導入と運用



本事業では、パワーエックスの大型蓄電池『PowerX Cube 360』が静岡県内で初めて導入されます。これにより、再生可能エネルギーの特性を活かした効率的な電力利用が可能となります。具体的な施設概要としては、設置容量が375.84kWで、年間で317,457kWhの自家消費が見込まれています。さらに、CO2削減量は162,000kg/年という期待が寄せられています。

3. 課題への対応



現在、蓄電池ビジネスには、価格変動や収益性の問題が厳然と存在します。鈴与商事は、これらの課題に対して、タイムシフト、ピークカット、インバランス回避といった最適な運用制御を取り入れることで、収益性の向上を図ります。また、工場内で利用しきれない余剰電力は、鈴与グループ各社や他民間企業に対してオフサイトPPAとして供給される計画です。

4. 未来に向けた展望



鈴与商事とパワーエックスの取り組みは、単なる電力供給の枠を超え、持続可能な未来への鍵となるでしょう。2024年4月を運転開始予定とし、この新しい事業モデルが成功を収めれば、他の企業や地域にも波及効果をもたらす可能性があります。さらには、再生可能エネルギーの更なる普及と、エネルギー事業の新しい形が描かれていくでしょう。

このプロジェクトが持つ意義は、エネルギー供給の安定性を確保しながら、脱炭素社会の実現に貢献することにあります。鈴与商事とパワーエックスは、持続可能なエネルギーソリューションを通じて、今後も地球に優しい未来を目指して参ります。


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会社情報

会社名
株式会社パワーエックス
住所
東京都港区赤坂ミッドタウン・タワー43階
電話番号

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