クラフトカレーブラザーズの海外進出
近年、飲食業界は深刻な人手不足に直面しています。2024年には75%の飲食店がこの問題を感じているという調査結果もあります。このような中、株式会社フードコーナーが展開する「クラフトカレーブラザーズ」は新たな解決策を提供し、海外進出の道を歩み始めました。
人手不足の飲食業界を支える新たな選択肢
「クラフトカレーブラザーズ」は、本格的なカレーを簡単に提供できる業務用カレールーを開発。原材料へのこだわりが特徴で、全ての製品が食品添加物不使用かつグルテンフリー。さらに、原材料の半分以上には野菜と果物を使用しています。これにより、飲食店は手間暇かけることなく、手軽に高品質なカレーを提供することができるのです。
香港での新たな展開
この度、クラフトカレーブラザーズは香港の最大手飲食企業「マキシムグループ」との協業を発表しました。マキシムが運営する「EXP Cafe」では、8種類のカレーメニューが登場します。具体的には、オリーブポークカツレツオムライス、和牛バーガーステーキのオムライス、USテンダーロインと温泉卵のマッシュルームライス、さらにはクラフトキーマカレーなど、多様なメニューが楽しめるようになります。
この協業によって、日本のカレー文化を香港市場に広げると共に、現地の飲食店も新たな顧客を獲得することが期待されています。
飲食店の課題を解決する魅力
クラフトカレーブラザーズの最大の魅力は、無理なく導入できる点です。料理の手間を省きつつ、味わいは本格的なカレーを再現できるため、人手不足に悩む飲食店にとって最適と言えるでしょう。さらに、各店舗が独自のオリジナルカレーを開発できる余地もあります。看板メニューとの組み合わせで、新たなビジネスチャンスが生まれます。
角田代表の思い
代表の角田憲吾氏は、実際に自社でもカレー店を運営していることから、飲食業界が直面する様々な課題を熟知しています。「本物のカレーを提供できる商品を開発した」と語る彼は、都市部の高騰する家賃とシェフ不足の二重苦の中でも、お客様に満足してもらえる本格的なカレーを作れることに自信を持っているといいます。
未来に向けて
今後、クラフトカレーブラザーズは国内外での展開を加速させる意向を示しています。日本のカレー文化を広めるだけでなく、飲食業界の人手不足やオペレーションの負荷を軽減し、飲食店様の課題解決に寄与していく見込みです。これからも新たなメニューの開発や海外展開を進め、「日本発クラフトカレー」の食文化を世界に広めていくことでしょう。
最後に、クラフトカレーブラザーズとマキシムグループによるコラボレーションが、今後の飲食業界にどのような影響を及ぼすのか、注目が高まっています。