防府天満宮での藍の灯りと看護学生たちの誓い
2023年10月5日に行われた防府天満宮の楼門前では、幻想的な「藍の灯り」が点灯されました。この日は、防府看護専門学校による『藍の戴帽式』が開催され、17名の看護学生たちが新たに看護師としての誓いを立てました。
「藍の灯り」は、防府市のシンボルである青色を基調とし、防府市民の健康を守る誓いと医療従事者への感謝の気持ちを込めたものです。防府天満宮が2021年に行った青い「万灯の夕べ」を受け継ぎ、コロナ禍を経て医療従事者の重要性を再確認したという背景があります。灯篭はガーゼを使って学生たちが手作りし、自分たちの手で防府市民の健康への想いを重ねました。学問の神である菅原道真公の前で、彼らは未来を担うナースとしての成功と地域の無病息災を祈願しました。
看護師不足を考える「2025年問題」
日本では、看護師の数が2025年までに188万から202万人必要とされていますが、見込みでは175万から182万人の看護師しかいないとされ、その結果、最大で27万人が不足すると予測されています。この課題は防府市においても深刻であり、看護師の需要は高まる一方、それに見合った供給体制が整っていないのが現状です。看護専門学校である防府看護専門学校は、この「藍の戴帽式」を通して地域住民や学生に看護師の仕事の意義を伝え、今後の看護師増加に向けた啓発を行っていく考えです。
看護師の夢はいつでも実現できる
最近では、看護学以外の大学で学んだ人々や、社会人経験のある方々が新たに看護師を目指すケースが増加しています。看護学校の入試や国家試験には年齢制限がなく、誰でもチャレンジできる環境が整っています。特に、防府市では、主婦が家庭を一段落させてから看護学校に通い始める事例も見られます。防府看護専門学校は、働きながら学べるシステムを導入しており、職業を持つ人々が看護師になる道を開いています。定時制の准看護科では、約40%が既卒者という実績があり、あらゆるバックグラウンドの人々が学びやすい環境を提供しています。
防府看護専門学校の入学情報
今年度の准看護科と看護科の入試情報は以下の通りです:
- - 出願期間:令和5年11月6日(月)〜11月17日(金)
- - 入学試験日:令和5年11月26日(日)10時〜
- - 合格発表日:令和5年11月30日(木)
- - 試験科目:面接
防府看護専門学校の特徴
防府看護専門学校は、昭和27年に創立され、60年以上の歴史を有します。多くの在校生が活躍し、これまでに3,500名以上の卒業生を輩出しました。質の高い教育を受けることで、地域の医療や福祉に貢献できるプロフェッショナルを育成することを目指しています。
所在地は山口県防府市三田尻1丁目3番1号で、詳細は
公式サイトをご覧ください。
イベントの日程・場所
『藍の戴帽式』は2023年10月5日(木)19:00から開催され、防府天満宮の楼門前で行われました。雨天の場合は春風楼にて実施される予定です。
お問い合わせ
防府看護専門学校に関するお問い合わせは、以下の電話番号およびメールで受け付けています:
その美しい藍の灯りの中、看護学生たちは未来に向けた強い誓いを立てつつ、防府の医療の未来を明るく照らし続けています。