A.ランゲ&ゾーネの新作『ミニッツリピーター・パーペチュアル』
A.ランゲ&ゾーネが誇る最新作、ミニッツリピーター・パーペチュアルが、ウォッチズ&ワンダーズでついに発表されました。この時計は、同ブランドが持つ高度な技術を結集したもので、手巻きムーブメントに搭載されたミニッツリピーターと永久カレンダーの二つの複雑機構を組み合わせています。職人が手がけたエナメルダイヤルを際立たせるプラチナ950製のケースで、世界にたった50本の限定モデルという希少性も魅力です。
複雑機構の結晶
この時計にはミニッツリピーターと永久カレンダー、それぞれが独自の技術課題を持つ機構が搭載されています。ミニッツリピーターは正時や特定の時間を音で知らせる機能であり、その操作はケース左側面にあるスライダーで行います。このスライダーを動かすと、ハンマーがゴングを叩き、音色で時間を伝えます。高音と低音のゴングが演奏する音は、まるでオーケストラのように美しく、正時を打った後の15分間の時間も聴かせてくれます。
卓越した音響品質
ミニッツリピーター・パーペチュアルのもう一つの特筆すべき点は、音響品質です。手作業で調律されたゴングは、プラチナの特性と見事に調和し、クリアで透明感ある音を生み出します。製品開発ディレクターのアントニー・デ・ハス氏は、新たに開発されたムーブメントによって、他のモデル同様に製作直後から完璧な音色が楽しめるよう設計されたとコメントしています。
永遠を告げるカレンダー機能
ミニッツリピーターが現在の時を感じさせる一方、永久カレンダー機構は未来にわたる正確な日付を示し、特別な修正が必要になるのは2100年の3月1日のみです。ムーンフェイズ表示も備え、122.6年に一度の修正で済むという優れた設計がされています。すべてのカレンダー表示は、ワンボタンで進められるため操作もシンプルです。
洗練されたダイヤルのデザイン
4つのパーツで構成された高品質なダイヤルは、ブラックエナメルとホワイトゴールドの組み合わせから生まれています。完璧な光沢感があり、視認性を確保したデザインが特徴です。各位置に配置されたサブダイヤルには曜日や月、ムーンフェイズ、スモールセコンドが表示され、視覚的な魅力を増しています。
精緻な職人技の光彩
サファイアクリスタル製ケースバックからは、新たに開発された自社製キャリバーL122.2の精巧な構造が見えます。640個のパーツで構成され、目に見えない部分にもA.ランゲ&ゾーネ特有の仕上げが施されています。全ての部品は調和が保たれ、時間を要する手仕事によって仕上げられているため、その美しさは格別です。
限定生産、特別な一品
プラチナ製のケースは直径40.5 mm、厚さ12.1 mmのサイズを持ち、特別なフォールディングバックル仕様の手縫いアリゲーターベルトが付属しています。この魅力あふれるミニッツリピーター・パーペチュアルは、一部のA.ランゲ&ゾーネブティックにて購入可能で、世界50本の限定品という価値も高いものです。
A.ランゲ&ゾーネの新作時計は、技術、芸術、品質が全てにおいて融合した素晴らしい作品です。時計愛好家やコレクターにとって、一生ものの宝となることでしょう。