夏休みに向けたフードバンク湘南の取り組み
認定NPO法人フードバンク湘南(神奈川県平塚市、理事長:大関めぐみ)は、2025年の夏休み期間中に、ひとり親家庭に対する食料支援の拡大プロジェクト「フードバンク湘南こども応援プロジェクト」を実施することを発表しました。このプロジェクトは、給食のない夏休み期間を迎えるにあたり、生活に困窮する家庭への支援を強化することを目的としています。
プロジェクトの背景と目的
フードバンクこども応援プロジェクトは、一般社団法人全国フードバンク推進協議会と各フードバンク団体の協力により展開されています。特に、長期休暇の間に集中的に食料支援活動を行うことで、貧困問題の解決を図ります。2021年から始まったこのプロジェクトは、夏休みと冬休みに行われており、年々支援対象世帯が増加しています。
2023年度には219世帯への支援を行い、好評を博しました。このように、年々実施件数が増える中、2024年度には6895件の支援が行われるなど、ますます重要性が高まっています。ただし、この実施には、寄付の減少という課題も抱えています。
地域の現状と課題
2024年度のフードバンク湘南は、年間寄贈量が40.1トンに上る一方、生活苦に直面している家庭の増加に対応しきれていないのが現状です。特に物価の高騰が続く今、ひとり親家庭への食料支援の要請が年々増加していますが、寄付が減少しているため、必要な支援を行うのが難しくなっています。
これまでの寄付金が不足しているため、フードバンク湘南では、6月1日から7月31日まで寄付金の募集を行います。集まった寄付金を食料購入に充てることで、支援を必要とする家庭が安心して夏を過ごせるよう、努力しています。
プロジェクトの内容と実施期間
「フードバンク湘南こども応援プロジェクト」は、2025年7月15日から8月22日までの間、フードバンク湘南に登録されたひとり親家庭を対象に、家庭の状況や人数に応じた食品の詰め合わせと、子ども一人につき1つのお菓子を詰めた「お菓子袋」をお渡しします。
新たに支援を希望する家庭も、条件を満たす限り応募可能です。お菓子袋は、2歳から17歳までのお子様が対象となります。支援を受けたい方は、フードバンク湘南の公式サイトで詳細を確認できます。
企業や市民の協力を募る
フードバンク湘南は、食料支援の実現に向け、企業や市民からの寄付を広く募集しています。お菓子やレトルト食品など、少しでも多くの方の協力が支援の輪を広げることにつながります。皆様のご協力を、心よりお願い申し上げます。
公式情報
フードバンク湘南は、地域社会の問題解決に向けて、企業、農家、一般家庭からの食品寄贈を受け付けており、支援を必要とする家庭に対して無償で食品を提供する活動を行っています。2024年度には6895件の支援を行った実績があり、益々の活動への支援が求められています。
詳しい活動については、フードバンク湘南の公式ウェブサイトをぜひ訪れてみてください。
フードバンク湘南公式サイト
- - 所在地:神奈川県平塚市御殿1丁目33-35亀井ハイツ101
- - 代表者:大関めぐみ
- - 設立日:2017年7月
まとめ
夏休みに向けて、フードバンク湘南の取り組みが広がりを見せています。このプロジェクトを通じ、地域の子どもたちが健やかに成長できる環境づくりが一層進むことを期待しています。皆さんもぜひ、この支援活動に参加してください。