AstemoがCADDi導入で製造業のデジタル変革を加速
製造業のデジタル変革が進む中、キャディ株式会社(以下、キャディ)の製造業AIデータプラットフォームCADDiが、Astemo株式会社傘下のAstemo Hanoi Co., Ltd.(以下、Astemo Hanoi)に導入されました。今回は、その導入背景と効果についてご紹介します。
設立からの課題
Astemoは、様々な電動パワートレインや先進シャシーを手がける製造企業であり、ベトナムのハノイに製造拠点を持っています。2021年に4社が統合されて設立されたものの、旧来の設計開発ツールやERPシステムが依然として併存し、業務プロセスは一貫性に欠けた状態でした。そのため、現場の作業負担が増大し、業務工数が実質的に2倍に膨れ上がってしまうという深刻な課題を抱えていました。
また、Astemo Hanoiでは社内の情報へのアクセスが難しく、必要なデータを探すのに多くの時間を費やしていました。これがさらに業務の効率を低下させ、特に競争が激化するベトナムの二輪市場においてシェアを維持するためには、より迅速かつ高品質な顧客対応が求められています。
CADDiの導入効果
CADDiを導入した結果、見積もりや生産立ち上げに関連する情報探索の工数が大幅に削減され、結果として競合調査や顧客ニーズへの対応質も向上しました。特に品質保証部門では、これまでの検査項目の見直しが進み、無駄な工数の削減が期待されています。
さらに、デジタルツールに懐疑的だったメンバーが自発的にCADDiの活用を提案する動きも見られ、現場のデジタル活用文化の醸成が進んでいます。このような変化は、CADDiの導入によってのみ得られた成果と言えるでしょう。
今後の展望と意義
今後Astemo Hanoiは、ハノイ拠点で得た成果をもとに、見積業務の最適化と生産立ち上げにかかるリードタイムの短縮に取り組みます。また、グループ全体でデータ連携の強化や在庫管理システムの共通化も視野に入れた展開を考えているとのことです。
キャディは引き続き、CADDiを通じた製造業の業務変革支援と、その結果としての競争力強化を目指しています。
変革に挑む姿勢
Astemo Hanoiの一般社長、日熊慎太郎氏は、今回のCADDi導入について次のようにコメントしています。「変革をためらうと現場のメンバーが苦労を被り続けるため、失敗を恐れず導入を決断しました。その結果、現場の時間の節約が実感され、否定的だったマネージャーの見方が変わることもありました。私たちの姿勢に強い信頼感を持ってもらえたことが、成功の要因です。」
彼はまた、経営者には現場へ挑戦の機会を与え、推進者には小さな挑戦から始めることが大切だと述べています。
まとめ
AstemoがCADDiを導入したことは、製造業におけるデジタル変革の好例です。業務の効率化と情報活用の進展は、競争の激しい市場において企業の生存戦略として非常に重要な要素です。
詳しい情報は公式サイトでご確認ください。
製造業AIデータプラットフォームCADDiについて