四国の右下木の会社が示す持続可能な取り組み
四国の右下木の会社(徳島県美波町)は、農林水産省が実施する「農山漁村振興への貢献活動に係る取組証明制度」で認証を受けました。この制度は、農山漁村への貢献を目的とした民間の取り組みを評価するもので、当社の「樵木林業」に基づく取り組みが評価されました。
里山再生の重要性
日本の里山は、かつて薪炭供給を支えていた大切な資源ですが、最近の需要低下により放置されることが増えてきました。その結果、生物多様性の低下や土砂災害のリスクなど、多くの課題が顕在化しています。このような状態を放置することで、地域経済も厳しい状況に陥っています。
高品質な備長炭は、国内外の高級飲食店での需要が高まっています。放置されている里山を循環することで、この需要に応えると同時に、地域経済を前進させるチャンスが生まれます。
樵木林業の取り組み
当社は、照葉樹の資源を最大限に活かした「樵木林業」を行っています。この方法により、持続可能な里山の再生と、高品質な備長炭の製造を両立させています。特に、IoT技術を用いた新しい製炭モデルや規格化された炭窯を導入することで、品質の安定化と生産の効率化を実現しています。
持続可能な循環型モデル
当社の目指すモデルは、以下のような目的を持っています。
- - 放置里山の健全化と災害リスクの低減
- - 木質資源の高付加価値化と安定した需要創出
- - 地域内外を巻き込んだ経済循環の形成
- - 人材育成と担い手確保による資源管理体制の再構築
これにより、地域活性化と環境保全を同時に実現することを目指しています。
さらなる協働と社会実装
当社は、徳島県南地域の「とくしま樵木林業推進協議会」の一員として、地域の行政や森林組合とも連携しながら実践を続けています。さらに、神戸市との連携により、都市部で発生する森林資源の循環利用にも進出しています。
今後の展望
全国的な課題である未活用や放置された里山を再生し、当社が築いてきた樵木林業ノウハウを広げていく予定です。また、教育、防災、観光分野にも取り組み、高付加価値の地域産品と連携させることで、新たな市場を創出します。私たちは、日本の食文化も支えられる仕組みを構築することを目指します。
代表取締役吉田基晴氏のコメント
「里山は地域の暮らしを支える資源でしたが、現在はその利用が減少し、災害リスクを内包する状態です。樵木林業を通じて再構築を行い、地域の豊かさに貢献したい」と強い思いを語ります。
地域資源を循環させることで、日本全体に持続可能な取り組みを広めていく。その道筋を確立する時が来ています。これからも、地域の未来を考えた取り組みを進めていきます。