東京都文京区に本社を置く株式会社童心社が、紀伊國屋書店新宿本店で「童心社の紙芝居すべてを展示販売する」フェアを開催します。これは日本初の試みで、2024年10月17日から11月20日までの期間中、3階アカデミック・ラウンジにおいて約500点の紙芝居が一堂に展示され、販売も行われます。紙芝居とは、元々日本で生まれた独自の文化であり、子どもたちの心に深く根付いています。童心社は絵本の出版でも名高く、特に松谷みよ子作の『いないいないばあ』などを手がけ、多くのファンに親しまれていますが、紙芝居の出版社としての歴史も重んじています。
紙芝居の出版社は日本に2900社程度存在すると言われており、その中でも毎月新刊を発表し続けているのは童心社だけです。今回のフェアでは、1958年から刊行されている定期刊行の「定期刊行かみしばい」をはじめ、参加型かみしばいや赤ちゃん向け、英語版、さらには伝統的な民話や行事をテーマにした作品など、バラエティに富んだジャンルの紙芝居が取り揃えられます。
また、このフェアでは、大型紙芝居やその舞台、さらにはあまり手に取る機会が少ない特別な商品も数多く展示され、来場者にとって見逃せない機会となることでしょう。紙芝居の演じ方や絵本との違い、さらにはどこで手に入れることができるのかなど、紙芝居について知識が深まるイベントとなります。
このような貴重な機会に、保育や教育に関わる人々はもちろんのこと、子どもに関わるあらゆる人々が来場することが期待されます。紙芝居の魅力を直接体験し、作品と触れ合うことで、さらなる理解を深めることができるはずです。興味がある方はぜひ、会場に足を運んでみてください。子どもたちだけでなく、大人たちにもこの素晴らしい文化を再発見してもらいたいと思います。詳しい情報やフェア専用サイトは紀伊國屋書店の公式ページにてご確認いただけます。有意義な時間を過ごす機会を提供するこのイベントに、くれぐれもご注目ください。