コプロスが取り組む新卒のための施工管理体験
株式会社コプロス(山口県下関市、代表取締役社長:宮崎薫)は、来年度入社予定の新卒内定者を対象とした内定式を10月1日に実施します。この内定式には378名の応募者の中から選ばれた13名の内定者が参加します。
この内定式の特徴的な点は、内定者が「施工管理体験ゲーム」に参加することです。このゲームは、仕事を具体的にイメージできるように設計されており、建設業界に対する期待感や興味をさらに高めることを狙っています。
内定式実施の背景
建設業界は長年にわたり、理系や男性中心のイメージが強い分野です。しかし、コプロスはこのイメージを払拭したいと考えています。実際に、インターンシップを通じて文系学生の中には、建設業に関心を持ってくれるようになる人も多くいます。これは、施工管理に必要なスキルが文系学問と密接に関連しているからです。例えば、関係者との交渉・調整、チーム内での合意形成、リスク回避の意思決定、プレゼンテーション能力などが求められます。
昨今、コプロスの全社員の8割は文系出身という実績も、この取り組みの成果を物語っています。内定式を通じて、未経験の内定者にもこの体験を提供し、来年度の業務に対する意欲を高めていくのが狙いです。
内定式の詳細
内定式は、13:45から16:15まで施工管理体験ゲームを行い、18:30から20:30に懇親会を予定しています。会場はコプロス本社およびシーモールパレスで、参加するメディアには取材の機会も提供します。
コプロスの採用について
コプロスは、土木事業からスタートし、現在は多岐にわたる事業を展開しています。バイオマス発電や地方創生事業など、新たなフィールドへの進出を進めています。このような企業の成長に必要な人材を育成するため、2016年から新卒採用を強化し、毎年多くの応募者を受け入れています。地方の中小企業でありながら、毎年約400名のエントリーがある中で、10名前後の新卒採用を実現しています。
コプロス企業概要
株式会社コプロスは、創業から80年を迎える総合建設業の企業です。建設業界はデジタルトランスフォーメーション(DX)が遅れている分野ですが、コプロスは山口県初の建設用3Dプリンターを導入し、業界のDX推進に取り組んでいます。また、ドローンやICT建機を活用し、生産性向上や作業の効率化を追求しています。その結果、国からも評価を受け、「DXセレクション2025準グランプリ」や「中国インフラDX」などの賞を受賞しています。
このような挑戦を続けるコプロスに、今後も注目が集まることでしょう。