米国特許取得!FPPが2型糖尿病患者の新たな治療法に
大里研究所が開発した
FPP(パパイヤ発酵食品)がついに米国特許を取得しました。この特許は、2型糖尿病患者の新しい治療法として認められたことを示しています。本特許は、FPPが自然免疫応答の一部である「呼吸バースト」を促進し、免疫機能を向上させることが科学的な研究によって明らかにされたことから発展したものです。
FPPとは何か?
FPPは、遺伝子組み換えでないパパイヤを原料としており、大里研究所の独自の技術で作られた発酵食品です。これまで、国内外で54報の論文が発表され、その安全性と有効性が高く評価されています。また、FPPは血糖値に影響を与えることなく、2型糖尿病患者に安全に摂取できることが実証されています。
2型糖尿病と免疫機能の関連性
2型糖尿病を抱える患者は、高血糖状態が続くことで免疫機能が低下します。この結果、創傷治癒が遅くなったり、感染症のリスクが高まったりします。特にアメリカでは、糖尿病患者における慢性創傷の増加と、それに伴う医療費の負担が大きな問題として取り上げられています。このような背景から、FPPのような免疫機能を補完する食品の重要性が増しています。
FPPの作用機序
FPPは「呼吸バースト」と呼ばれる免疫細胞の機能を促進します。これは、マクロファージや好中球が侵入した病原体を排除する際、大量の活性酸素を産生する生態防御反応です。研究によれば、FPPはこの呼吸バーストを高めることで、自然免疫機能の改善に寄与することがわかっています。また、FPPは細胞内のエネルギーを生成するATPの産生を促進し、ミトコンドリアの活性化にも寄与します。
この研究成果を基に、FPPの抗酸化機能および免疫機能が高齢者の健康維持に寄与することが期待されています。特に、高齢化が進む日本では、シニア世代の医療費を削減し、より良い生活の質を実現するための新たな解決策となる可能性があります。
FPPの特許情報
今回取得した
米国特許番号US 12,324,822B2は、2025年6月10日に登録されました。この特許は、FPPの研究に携わるチャンダン・K・セン教授と大里研究所の林 幸泰理事長によって共同発明されたものです。これによりFPPの効果が科学的に裏付けられ、その有用性が国際的にも認識されました。
今後の研究と展望
大里研究所では、FPPのさらに幅広い応用と研究を推進しています。超高齢化社会における医療の効率化やシニア世代の健康維持に貢献するため、今後も新たな研究が続けられることでしょう。
FPPが今後の医療に与える影響について、目が離せません。詳細な情報は
こちらでご確認いただけます。