震災の教訓を次世代に伝える！HAT神戸防災イベント開催

HAT神戸で行われる防災教育の大見本市

2026年1月25日（日）、HAT神戸で「イザ！美かえる大キャラバン！2026」が開催されます。このイベントはJICA関西や阪神・淡路大震災記念人と防災未来センター、兵庫県立美術館など多くの団体が共催し、防災教育と啓発を目的とした体験的プログラムが豊富に展開されます。

イベントの背景と意義

このイベントは、震災復興のシンボルとされるHAT神戸エリアで、地域の防災力向上を目指します。2010年から毎年開催されており、今年で17回目を迎えます。阪神・淡路大震災からの教訓を生かし、次世代へその重要性を伝達する役割を果たします。特に、高齢化が進む自主防災組織や、防災に積極的な若者たちの取り組みを一堂に集め、彼らによる成果を発表する場としても機能します。

イベント概要

- 日時: 2026年1月25日（日）13:00～16:00
- 会場: JICA関西／人と防災未来センター
- 参加費: 無料（事前受付が必要）

防災体験プログラムの内容

本イベントでは、全29団体が参加し、30以上のブースが設置されます。行政機関や教育機関、地域団体、企業それぞれが独自の防災プログラムを展開し、訪れる参加者は楽しみながら防災について学ぶことができます。例えば、VRを用いた災害体験や、毛布を使ったぬいぐるみづくりなどが用意されています。

多文化共生を意識した取り組み

今年のイベントでは、神戸に住む外国人も対象にしたプログラムが用意されており、一部は英語で体験可能です。これにより、日本の防災について意識を高めるだけでなく、異文化交流を促進し、地域の絆を深める狙いもあります。また、海外からのJICA研修員も参加し、彼らが日本で学んだ防災の知識を持ち帰る機会としての側面も強調されています。