大学研究室向けWebサイトの現状と改善案
株式会社スパイスワークスは、大学研究室のWebサイトに関する実態調査を行い、その結果を公表しました。調査は全国の大学から100件の研究室のホームページを対象に実施され、情報発信の現状や改善の方向性が明らかになりました。この調査は、研究室の広報活動を強化したい大学などにとって非常に重要なデータを提供しています。
調査の背景と目的
スパイスワークスは20年以上にわたり教育工学分野のシステム開発を行い、数多くの大学の研究室からホームページ制作の依頼を受けてきました。これを受け、新たに開発した「ラボゼミCMS」を使って、より効果的な研究室のWebサイト構築を目指すための調査を実施することになりました。
調査の主な目的は、研究室サイトにとって本当に必要な情報や構成を明らかにすること。全国の研究室サイトを調査することで、情報発信の現状を可視化し、どのような改善が求められているかを探ることです。特に、スマートフォン対応の状況やSNSとの連携、コンテンツの充実度について深く分析しました。
調査手法
調査は「大学 研究室 サイト」などのキーワードを用いてGoogle検索を行い、検索結果上位から無作為に100件を選定。定型フォーマットによる研究室紹介ページは除外し、独自運営のホームページに註目。このプロセスで、掲載コンテンツ、SNS連携状況、スマアイ対応など、10項目以上の情報を日本語合計で精査しました。
人気コンテンツのランキング
調査結果は、多くの研究室サイトが一貫して「研究内容」(97%)を中心に紹介していることを示しています。これに続くのが「メンバー紹介」(90%)や「News(お知らせ)」(82%)、さらに「研究業績」(67%)や「アクセス」(61%)です。また、入学希望者向けの情報や教育内容の紹介も求められており、学生募集を念頭に置いたサイト設計が見られました。中には動画コンテンツを利用したものもあり、視覚的な訴求力を高める工夫が目立ちます。
SNS連携の現状
調査では、SNSとの連携が全体で46%に留まることも判明しました。連携している研究室では、YouTube(32%)の活用が一番多く、研究内容の紹介や講義の記録において動画が効果的に使用されています。動画は、Webサイトのコンテンツ滞在時間を増加させ、研究内容の理解を助けることに繋がります。今後、SNSの活用は研究室のブランディングにも寄与する見込みがあります。
情報設計の課題
サイトの平均掲載コンテンツ数は約8ページでしたが、4〜5ページに収まっているサイトもあり、必要な情報が不足している可能性も示唆されました。研究成果の発信や学生獲得に向けて、情報設計の見直しが重要です。特に、スマートフォン対応やSSL化、CMSの導入状況は、運営の効率を高め、SEOにも影響を与えます。必須技術が整備されていないサイトも多く、情報の信頼性や使いやすさを高めるための改善が必要とされています。
今後の展望と提案
今回の調査結果は、大学研究室のホームページを見直すための具体的なヒントとして役立ちます。「ラボゼミCMS」では、研究室に特化したホームページ制作のサービスを展開しており、専門知識がない方でも簡単に情報を更新できる仕組みを整えています。これにより、時間やリソースに制約のある研究者の負担を軽減し、効果的な情報発信をサポートします。
まとめ
大学研究室のWebサイトにおける現状とその改善の必要性を明らかにした本調査は、今後の研究室の情報発信戦略に大きく寄与するでしょう。詳しい調査レポートは「ラボゼミCMS」の公式サイトからダウンロード可能です。研究室のデジタル戦略を見直すために、ぜひ活用してみてください。
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