NIJINアカデミーとEvakona Educationが新たな教育プログラムを展開

NIJINアカデミーとEvakona Educationが提携

近年、学びの多様性が求められる中、日本の不登校生に新たな学びの選択肢が提供されます。株式会社NIJINが運営する『NIJINアカデミー』は、ニュージーランドにある語学学校のEvakona Educationと正式にパートナー契約を結びました。この提携により、NIJINアカデミーは小中学生を対象にした留学プログラムを強化し、より多くの子どもたちに国際的な学びを実現する機会を提供します。

Evakona Educationの特徴

Evakona Educationは、ニュージーランドの美しいコロマンデル地区に位置し、語学教育だけでなく現地の高校との連携を通じた留学サポートも行っている教育機関です。温かくアットホームな環境で、子どもたちの多様な学びを支援しています。このような環境で学ぶことで、自分の興味や得意な分野を掘り下げることができ、実社会につながる教育も充実しています。

新たな教育プログラムの展開

NIJINアカデミーでは、これまでにもオンライン形式で国際交流プログラムを実施してきましたが、今回の提携を機に、リアルな留学体験に基づく新たな教育プログラムを展開する計画です。具体的には、日本とニュージーランド間の教育交流を促進することで、短期・長期の留学プログラムや保護者向け説明会、現地訪問企画などを行い、子どもたちに多様な学びの場を提供していきます。

Evakona Education校長の思い

Evakona Educationの校長、マクリーン氏は「喜びの発見は生きる力」というモットーの下、子どもたちが自分の好きなことを見つけることの重要性を強調しています。ニュージーランドでは40～60の選択科目が用意されており、自分の興味や得意を生かした学びをすることができます。ホームステイを通じて自立した生活スキルを身につけることもでき、安全で温かい環境の中で自己発見の旅を始めることができます。今回のNIJINアカデミーとの提携を通じて、より多くの日本の子どもたちが自分の未来を見つける手助けができることを嬉しく思っています。

NIJINアカデミーの校長のコメント

NIJINアカデミーの校長である星野達郎氏は、日本の教育制度が抱える課題、特に不登校の子どもたちが進学先を選ぶことの難しさについて語ります。内申や成績がつかないことで全日制高校への進学が困難になる不登校の子どもたちですが、彼らは決して学ばないわけではなく、自分の視点や感性を持つ特別な存在です。星野氏は、不登校の子どもたちの進学先を多様化すべきとの考えを持ち、海外の教育機関での留学を選択肢として提案しています。このような柔軟な教育環境が、不登校を経験した子どもたちにとって新たな学びの機会になると期待されます。

NIJINアカデミーの理念と目指す未来

2023年に設立されたNIJINアカデミーは、不登校の小中学生を対象としたオルタナティブスクールです。全国38都道府県から450名以上が入学し、「多層的な心理的安全性」や「対話型授業」、「子ども主体のプロジェクト」を柱にしています。学校に行けないことを劣等感の原因とせず、全ての子どもが自信を持てる未来を創り出すことを目指しています。すでに希望する生徒の90%が在籍校からの出席認定を獲得しており、2025年に向けたさらなる展開が期待されます。

今後もNIJINアカデミーは、私たちが未来に何を学び、どう生きていくかの選択肢を広げていきます。国際的な視野を持ち、世界とつながる学びを通じて、子どもたちの未来を豊かにするための取り組みを続けていくことでしょう。