JCBとオリコ、マネーフォワードエックスが法人向けに業務提携を発表！

JCBとオリコ、マネーフォワードエックスが業務提携

株式会社ジェーシービー（JCB）、株式会社オリエントコーポレーション（オリコ）、そしてマネーフォワードエックス株式会社が法人向け事業に関する業務提携を結ぶことが正式に発表されました。この提携により、2025年秋ごろから、JCBが提供する資金管理ポータル『Cashmap』において、「AI与信審査モデル」を活用したオンラインレンディング機能を提供することが決定しています。

『Cashmap』の新機能とは？

『Cashmap』は中小企業や個人事業主に向け、マネーフォワードエックスの協力によって開発された資金管理とキャッシュフロー改善を目的としたポータルです。このサービスでは、入出金状況を一元管理し、将来のシミュレーションやキャッシュフロー改善サービスへの接続を行うことができます。このたび新たに追加されるオンラインレンディング機能は、オリコとマネーフォワードエックスが共同で開発した「AI与信審査モデル」を活用することを特徴としています。

この機能では、ユーザーが『Cashmap』にリンクされた口座情報をもとに、オリコからの融資条件が自動で算出され、提案（レコメンド）されます。そのため、ユーザーは提示された条件を参考にして、いつでも簡単に融資の申し込みを行うことが可能です。

業務提携の背景

JCBとマネーフォワードエックスはこれまでにも、法人・個人事業主向けの『Cashmap』の開発において連携してきました。また、オリコとマネーフォワードエックスは、AIを利用した与信審査モデルの共同開発に取り組み、地域金融機関の法人顧客向けに提案する『Mikatano』シリーズへ導入することを決定しています。この提携により、各社の強みを活かし、中小企業や個人事業主が抱える資金繰りの課題に対する解決策を提供し、サービスの質を向上させることが期待されています。

今後の展開

今後、このオンラインレンディング機能に加え、ファクタリングサービスなども予定されています。JCBは、2025年3月から法人カード会員へ『Cashmap』を順次提供し、機能の拡張を進めています。また、オリコとマネーフォワードエックスは、それぞれの特徴を活かして、地域の金融機関向け事業を進めていく予定です。