児童養護施設を巣立つこどもたちを支援する「うつわとお洋服のお渡し会」
2026年、東京・恵比寿にて、児童養護施設や里親家庭を卒業する子供たちを対象とした「うつわとお洋服のお渡し会」が開催されます。このイベントは、手の長いおじさんプロジェクトが主宰し、今回で第6回目を迎えることとなりました。子供たちが新生活をスタートする春を前に、器や洋服を自分で選ぶ経験を通じて、未来への希望を育むことを目的としています。
開催日程と場所
イベントは、2026年の2月14日、3月21日、そして5月16日の3日間にわたって行われます。各日、午前11時から午後5時までの間に、参加者はそれぞれの時間帯に訪れることができます。場所は恵比寿にある「景丘の家」で、住所は渋谷区恵比寿4-5-15です。
誰が参加できるのか?
このイベントは、施設を巣立つこどもたちや自立支援を受けている若者を対象としています。参加は無料ですが、人数に限りがありますので事前に申し込むことを推奨します。申し込みフォームは、プロジェクトの公式サイトにて確認できます。
手工芸による心温まるお渡し体験
会場には、多種多様な陶器や木工製品が並びますが、特に「ハネモン」と呼ばれる、しわなどの傷があるものの、日常使用には問題のない美しい器が集まります。また、洋服は人気アパレルブランドから寄付されたサンプル品や余剰品が揃っています。
このイベントでは、子供たちが自分の手で選んだ日用品を通じて、作り手の想いや背景に触れることができ、彼らの新たな一歩を応援することができます。作り手やスタッフとの対話を楽しみながら、選び取る過程が重視されています。
少しずつ受け入れられる社会を目指して
日本では、18歳になると社会に出ることが求められる若者が多く、特に社会的養護を受けた子供たちは、一般の若者に比べ厳しい環境に置かれがちです。「18歳の壁」とも呼ばれるこの現象は、多くの若者が自立を余儀なくされる中で、大きな課題とされています。手の長いおじさんプロジェクトは、彼らの新たな旅立ちを支援し、希望を繋ぐ役割を果たしています。
体験を通じて手渡される器や洋服は、物としての価値を超え、応援の気持ちや交流の機会を提供します。過去の参加者たちからは「陶器一つ一つに個性があって、選ぶのが楽しかった」という声が寄せられるなど、自分自身を表現する喜びを体験したことが伝えられています。
作り手の思いをつなぐ
このプロジェクトは、2011年に東日本大震災の影響を受けて誕生しました。硝子作家の石川昌浩氏の呼びかけからスタートし、手仕事のぬくもりを感じさせる器や、洋服の数々を通じて社会的養護を必要とするこどもたちをサポートしています。イベントを重ねる中で、様々な作り手や企業が共感し、活動に参加してくれています。
来年には、NPO法人化を予定しており、より多くの支援者や参加者が集まることを期待しています。この活動は、きっと多くの人々に影響を与え、こどもたちの未来へ素敵な贈り物となることでしょう。
お問い合わせ
取材や詳細情報に関するお問い合わせは、以下のメールアドレスまでお願いします。
[email protected]
イベントへの参加を希望される方は、事前申し込みが推奨されていますので、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。