リ・プロダクツが新たな勤務制度「ワークバランス社員制度」を導入

リ・プロダクツが新しい働き方を提案

リ・プロダクツ株式会社が、社員が自分のライフスタイルに応じたフレキシブルな働き方を選択できる「ワークバランス社員制度」の導入を発表しました。2025年12月9日からこの新制度が開始され、育児や介護等のライフイベントがある社員に対して、正社員のまま時間を短縮して働く選択肢を提供します。

働き方の多様化に応じた制度

昨今、少子高齢化の進展や働き方の多様化に伴い、ライフステージの変化に直面する社員は多くなっています。特に、育児や介護によりフルタイムでの勤務が難しくなった際、正社員の雇用形態を維持しながら、柔軟に労働時間を変更できることは、社員のキャリア継続に大きな助けとなります。

この「ワークバランス社員制度」の導入により、リ・プロダクツでは正社員としての地位を維持しつつ、必要に応じて非正規雇用へ転換することなく、安心して働き続けられる環境づくりを目指します。本制度は特に、家庭との両立を希望する社員からの声を反映したものです。

制度の詳細

この制度では、社員が自ら短時間勤務を希望し、会社がその申し出を認める形となります。契約社員も短時間正社員としての登用が可能で、フルタイム勤務に戻ることも簡単にできます。具体的な就業時間はフレックスタイム制度を採用しており、勤務日数や時間も自由に調整できます。期間については、社員の希望に応じ、1ヶ月以上1年以内で設定可能です。給与は労働時間や日数に応じて調整され、賞与や退職金は正社員規定に基づいて支給されるため、社員は安心して働けるメリットがあります。

期待される影響

この新たな制度は、キャリアの断絶を防ぎ、正社員としての成長を促すものです。短い勤務時間であっても、業務内容や成果に基づいた適正な評価を行うため、キャリアの機会を逃すことはありません。また、会社側としても多様な人材を活用することで、より充実した職場環境を実現し、社員の能力を最大限に引き出すことが可能になります。

リ・プロダクツの代表取締役社長、髙奥要輔氏は、この制度を導入した背景として、家庭環境によりキャリアを諦めなければならない社員の現状を挙げ、会社と社員が互いに支え合える仕組みを作りたいと語っています。今後、共働き世帯の増加や男性の育休参加が進む中で、社員一人ひとりが自分らしい働き方を選択できる企業として、リ・プロダクツは進化を続けていく意向を示しています。

会社概要

リ・プロダクツは1973年に設立され、清掃サービスの受託や清掃用品の販売・製造を行っています。特に、清掃業界に革新をもたらすため2008年には独自の清掃ITシステムを開発し、2018年からは「おそうじレンタル」事業をスタートさせるなど、常に新しいアプローチを追求しています。今後も社員が活き活きと働ける環境作りと、高品質なサービスの提供に取り組んでまいります。