古米活用アメニティ
2020-02-12 11:02:01

環境に優しい!古米を活用したホテルアメニティ新商品発表

環境に配慮した新たな一歩



2020年2月12日、ホテルアメニティ業界で初となる環境に配慮した商品『バイオマスシリーズ』が発表されました。この新しいシリーズには、食べられない古米や砕米を利用した「お米の歯ブラシ」と「お米のヘアブラシ」がラインナップされています。これにより、業界全体でのプラスチック使用の見直しが期待されています。

SDGsとホテルアメニティの未来



これまでホテルアメニティ業界では長年、プラスチックを主材料として使用してきました。ですが、最近の環境問題意識の高まりに伴い、「脱プラ」への動きが強まっています。特に国連が提唱するSDGsの枠組みの中で、持続可能な開発目標への取組みは避けて通れないテーマとなっています。これを受けて、製品開発においても新しい視点が求められており、今回のシリーズはその一環です。

プラスチック使用量の大幅削減



具体的に、『お米の歯ブラシ』においては、従来品に比べて約51%のポリプロピレンを削減しました。従来の歯ブラシが使用していたポリプロピレンは7gでしたが、これを3.38gまで圧縮し、さらに古米や砕米を1.82g使用しています。同様に『お米のヘアブラシ』でも約52%のプラスチック削減が実現されました。

このように、環境に優しい商品設計が光る「バイオマスシリーズ」は、大気中のCO2増減に影響を与えない仕組みも持っています。さらに「バイオマスマーク」を取得しており、環境への配慮が証明されています。

様々な環境対応製品の取り組み



今回のバイオマスシリーズに加え、ホテルアメニティ業界の更なる環境負荷低減へ向けた取り組みも進められています。食用として不適合な古米や砕米だけでなく、ワラや紙を用いた製品として「クラストボールペン」や、コーンを利用した「シャワーキャップ」なども開発されています。また、包装資材に関しても、紙成分を50%以上使用することで、さらにプラスチックの使用量を削減しています。

会社概要



『山陽物産株式会社』は1992年に設立され、ホテルアメニティを中心に企画・製造・販売を行っています。髪を扱うアイテムのデザインを一新し、業界の常識を変えるような革新的な製品を次々と開発してきました。また、フランスの高級ブランドアメニティも取り扱い、国産アメニティとしての信頼も確立しています。日本国内のみならず、アジアをはじめとした海外展開も進行中で、特に環境に配慮した商品開発をこれからも続ける所存です。

今後の展望



ホテルアメニティ業界においても環境問題に対する責任が高まっており、企業としての社会的責任や持続可能性への取り組みが求められています。『バイオマスシリーズ』を皮切りに、より多くの業界プレイヤーがこの流れに乗ることが期待されています。今後のさらなる展開に注目です。

会社情報

会社名
山陽物産株式会社
住所
愛媛県伊予郡松前町北黒田176-1
電話番号
089-961-6668

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