静岡県の農業に新たな風、鈴生とユーコープの協定
株式会社鈴生は、2025年11月17日に生活協同組合ユーコープと「まるごと産直」協定を結びました。これはユーコープエリアで初めての取り組みであり、地域の農業活性化に寄与する重要な一歩となります。
協定の背景と「まるごと産直」の意義
この「まるごと産直」という概念は、農家から消費者へ新鮮な農産物を安定的に供給する仕組みです。具体的には、以下の5つの基準に基づいています:
1. 安定した取引
2. 多品種の周年供給
3. 先進的な取組実績
4. 組合員との継続的交流
5. 双方で商品政策を実現する姿勢
これにより、鈴生の生産者団体としての能力が評価され、成長してきた成果が実を結んだ形です。
鈴生とユーコープの歴史的な関係
鈴生の歴史は、設立前の小さな個人農園時代に遡ります。初期からユーコープとのつながりがあり、その支えが今の鈴生の成長に大きく貢献してきました。代表取締役社長の鈴木貴博氏は、サポートを受けながら多くの農家仲間と共に成長することができたことに感謝の気持ちを示しています。
協定締結に至るまでの道のり
鈴生が大切にしているのは「作物づくり」と「人づくり」との共鳴です。この理念がしっかり根付いているため、品質の高い農作物を提供し続けることができています。そして、ユーコープとの協定締結によって、さらなる飛躍が期待されるのです。鈴生は、関わったすべての人々に幸せを届けたいという願いを持っており、これからも地域に貢献していくとしています。
未来への展望
鈴生は今後、ユーコープとともに地域の成長を目指し、組合員に喜ばれる新鮮な野菜を提供していく計画です。「畑から食卓まで」という合言葉を掲げ、消費者との接点を強化していく方針です。協定の締結を機に、地域とのつながりを深め、さらなる発展を目指しています。
会社概要
設立:2008年12月
所在地:静岡県静岡市葵区下 1108-8
事業内容:野菜や果実の生産、販売、加工品の製造など
公式サイト
設立:2013年3月21日
組合員数:182万653人
事業エリア:神奈川、静岡、山梨
これからの鈴生とユーコープの取り組みから目が離せません。