「かべぴた」受賞!
2024-10-16 20:38:58

コマツと同志社大学共同開発のアプリ「かべぴた」がグッドデザイン賞受賞!

壁紙AI識別アプリ「かべぴた」がグッドデザイン賞の栄冠を手に



コマツ株式会社と同志社大学の共同開発による「かべぴた」が、2024年度のグッドデザイン賞を受賞しました。このアプリは、壁紙の品番を迅速に識別するためのAI技術を駆使しており、特に建築業界での作業効率化が期待されています。

アプリの特徴とその背景


「かべぴた」は、長年にわたって建設現場で困難とされていた施工済み建材の識別を解決するために開発されました。以前は、仕様書を紛失した場合、スタッフは大量のカタログを持参し、手作業で識別作業を行う必要がありました。しかし、この方法では時間がかかり、誤差も多く発生していました。そこでコマツの小松代表取締役は、ITとDX(デジタルトランスフォーメーション)を通じて効率化を図ることを考え、同志社大学の奥田教授との産学連携によりこのアプリ「かべぴた」を完成させました。

デザインと機能の向上


今回受賞したデザインのポイントは、主に三つに集約されます。第一に、AIを活用して建築従事者の作業時間を大幅に短縮することができ、業務の効率化に寄与します。第二に、特許を取得した「自動テクスチャ識別プログラム」により、素材感を考慮した新しい識別技術を実現し、より正確な識別が可能です。そして第三に、これにより車の移動を減少させることができ、CO2排出量の削減や廃棄資材の再利用にも貢献することが期待されています。これらの要素は、持続可能な開発目標(SDGs)に大きく寄与します。

「かべぴた」を支える技術


同志社大学の知的機構研究室が開発した「かべぴた」の特長は、識別精度が90%を超えており、識別時間も数秒という驚異的なスピードです。このシステムは色や形だけでなく、素材そのものを識別することができ、業者や一般消費者問わず扱いやすいインターフェースに設計されています。アプリにはメモ機能や画像転送機能も搭載され、業務の様々な制約から利用者を解放します。

受賞の意義と今後の展望


2024年度のグッドデザイン賞のテーマは「勇気と有機のあるデザイン」です。コマツはこのテーマに則り、「勇気」を持って新たな挑戦を行い、同志社大学と有機的に協力することで新しい価値を創造したことが評価されました。「かべぴた」は単なる技術革新だけでなく、業界全体の未来をも変える可能性を秘めています。受賞をもとに、さらなる改良を追求し、業界の革新をリードしていくことが期待されます。

「かべぴた」を体験できるイベント


このアプリは、2024年11月1日から5日まで東京・六本木の東京ミッドタウンで開催される「GOOD DESIGN EXHIBITION 2024」に出展します。入場は無料で、事前の予約は不要ですが、混雑時には入場制限がかかる場合もあります。デザインの未来を一緒に体験しましょう。

会社概要


  • - 社名: コマツ株式会社
  • - 所在地: 大阪府東大阪市川俣1-15-14 コマツビル
  • - 代表取締役: 小松 智

アプリの詳細情報は、以下の公式サイトからご確認いただけます。




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会社情報

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