AIが育てる!植物販売を変える「growplantsAI」の導入事例と今後の展望
植物を購入する際、特に初心者にとって選ぶのが難しいことがあります。ホームセンターや小売店に行くと、どの植物が自分の環境や好みに適しているのか、販売員に尋ねることになりますが、環境や好みを正確に伝えるのは一筋縄ではいかないことが多いといえます。このような状況を解決すべく、GreenSnapが開発したのが「growplantsAI」です。このAIエンジンは、植物の育て方に関する6,000件以上の記事を基に、ユーザーの希望に合った植物を提案したり、育て方をサポートする機能を持っています。
AIの最大の特徴は、単なる情報検索にとどまらず、顧客の具体的なニーズに合わせた柔軟な対応が可能である点です。GreenSnapが保有する高信頼性のデータをベースにしているため、情報の正確性も高いのが魅力です。顧客は気軽に質問を投げかけることができ、店頭で販売員を待つ時間を短縮できます。そして、店舗側も顧客満足度を向上させることができるほか、接客にかかる人員や時間を効率化できます。
導入事例:グッデイ社「グッデイ園芸サポートAI」
この「growplantsAI」は、グッデイ社の店舗にまず導入され、「グッデイ園芸サポートAI」として2024年9月25日にリリースされる予定です。このAIはグッデイ社のよくある質問を学習したオリジナルデザインとなっており、店頭にQRコードを設置することで、訪れる顧客が自身のスマートフォンで簡単に利用できる仕組みです。
今後の展望
GreenSnap社は、生成AIを活用したプロジェクトを継続的に推進し、植物販売業界のニーズに応じた新しいサービスを提供していく計画です。特に、対面での接客だけではなく、ECサイトを介したオンライン接客の分野でも活用を進めることが明らかになっています。今後は導入後のレポーティング機能やおすすめ商品との連動を強化し、さらに使いやすいサービスを目指していくとのことです。
ホームセンターのグッデイは、北部九州を中心に広がる店舗網を持ち、“家族でつくるいい一日”を企業理念に日々さまざまなワークショップを開催しています。AIの導入は、そんなグッデイの取り組みにさらなる革新をもたらすことでしょう。
まとめ
新たに登場する「growplantsAI」は、植物購入における接客の在り方を一新し、顧客と販売者の双方に利便性をもたらします。今後の市場での展開が非常に楽しみです。