KDDIがABEMAと共に新バラエティ番組『ランチタイムバラエティ』を開始

KDDIとABEMAが手を組む新しいバラエティ番組

KDDI株式会社が、動画配信サービス「ABEMA」と共同で新しいバラエティ番組企画『ランチタイムバラエティ』を発表しました。これは、昼間にスムーズに楽しめるエンターテインメントを提供する試みで、現代の視聴スタイルに合わせた内容が期待されています。

バラエティ番組の新しい形

近年、昼間に放送されるバラエティ番組は減少しています。その理由として、視聴者の生活スタイルの変化や、テレビの視聴習慣の変化が挙げられます。それに対抗する形で、視聴者はスマートフォンやPCで短時間の動画を好む傾向が強まっています。KDDIとABEMAは、このニーズを垣間見て、新たな『ランチタイムバラエティ』の制作を決定しました。スキマ時間の楽しみ方として、昼のバラエティ番組の復権を目指しています。

『ランチタイムバラエティ』の第一弾として放送されるのは、アレン様が司会を務める討論バラエティ『どこまでハラスメント』。この番組では、視聴者やゲストが直面するハラスメントについて率直に語り合います。現代社会におけるハラスメントの線引きが曖昧であることをテーマに、さまざまな意見や体験をぶっちゃける内容となっています。2025年10月14日から放送が開始され、視聴者は新たな価値観の発見を期待できるでしょう。

新進気鋭のクリエイターたち

『ランチタイムバラエティ』の企画は少人数のチームで進められ、新進気鋭のクリエイターが提案した17案の中から3つの番組が選定されました。毎回異なる制作チームが参加し、多様な視点からバラエティの企画を進行。若手クリエイターたちの斬新なアイデアが、昼休みのひとときを彩ります。

第一弾の放送後には、続いて11月4日と12月2日に第2弾、第三弾と続く予定です。いずれも個性的な出演者が揃い、視聴者に新たな楽しみを提供することを目的としています。

斬新な視点でハラスメントを議論

『どこまでハラスメント』は、アレン様がMCを担当。出演者には森香澄、お見送り芸人しんいち、ハシヤスメ・アツコなどが名を連ねています。この陣容によって、視聴者は普段聞けないような意見や知見を得ることができるでしょう。

アレン様は自身のスタイルでハラスメントについての甘くない話を展開し、他の出演者も同調。一緒に笑い、悩み、考える場を提供します。この番組は視聴者自身が感じるもやもやを解消するきっかけになるかもしれません。

KDDIとABEMAの未来

KDDIは、通信インフラの枠を超えて、エンターテインメント分野での新たな価値を創出しようとしています。この『ランチタイムバラエティ』はその一環であり、視聴者に刺激的なコンテンツを持続的に提供することが目標です。2022年に策定されたKDDI VISION 2030を背景に、さらなる事業機会や成長を見込みます。

今回の取り組みを通じて、KDDIは単なる通信会社ではなく、エンターテインメントの最前線で活躍する存在へと進化を遂げることでしょう。昼の新しいバラエティ文化がどのように育まれていくのか、今後の展開に注目です。